最近ではSNSで愛犬との暮らしを目にすることが多くなりました。
そうなると気になるのが、他のワンちゃんの生活事情。
「どんなフードを食べているの?」
「お散歩は日に何回?」
「歯磨きは毎日しているの?」
そんな気になる皆さんの飼育事情について、総合アンケート調査の結果が発表されました!
まず、普段ワンちゃんが生活している環境について見ていきましょう。
「屋内のみ」が84.3%で圧倒的に多く、次いで「屋内・屋外」の両方を生活環境とする回答が13.8%となりました。
「屋外のみ」で暮らすワンちゃんは、わずか1.9%で、かつてのような番犬スタイルはごく少数派になっていることがわかります。
室外での飼育は、直射日光や気温変化、雨や風などによる影響を受けやすいと言われているため、できるだけ室内飼育することが望まれているようですね。
続いて健康をつくる鍵となる“ドッグフード”についてはどうでしょうか。
現在愛用しているフードを選んだ理由について、最も多かった回答は23.5%で「インターネットなどで調べて」でした。
犬種や体格、病歴といった愛犬の特徴をベースに、口コミ情報を参考とするなどして情報収集をしている人が多いようです。
2位は「動物病院のすすめ」が23.0%、次いで3位は「ペットショップのすすめ」が17.2%となりました。
また6位には「ブリーダーのすすめ」が3.4%でランクイン。
こうした一定の知見をもつと考えられる病院やブリーダーなどの第三者から推奨されたフードを選んでいる人も多く、合計すると半数弱になります。
最近ではペット市場の拡大によりさまざまなメーカーから複数のフードが販売されています。
そのためどれを選ぶべきか飼い主さんが迷ってしまい、信頼できる人からアドバイスを求めている方が多いことが考えられますね。
フード選びで重視している点については「原材料や添加物」が65.5%と圧倒的に多く、愛犬の健康を考えフード選びをしていることがわかります。
添加物と聞くと、なんだか不安な気持ちになりますよね。
ですが、すべての添加物が悪いというわけではなく、必要な栄養を補うために使用されている良質なものもあるので、何が体に良くないのかを理解しておくことが必要です。
続いて、2位には40.4%で「病気の予防」、3位に36.0%で「価格」、4位に26.3%で「嗜好性」、5位に22.9%の「動物病院のすすめ」が上位を占めました。
自ら食事を選べないワンちゃんだからこそ、飼い主さんがしっかり見極めて選んであげたいですね。
愛犬にオヤツを与える際の理由について尋ねたところ「毎日の楽しみ・コミュニケーション」という回答が67.2%と最も多い結果になりました。
次いで「しつけ」が16.3%、「健康増進・予防」が9.0%となりました。
ワンちゃんにとってオヤツはとっても嬉しいもの。
お互いのコミュニケーションを深め気持ちよく一緒に暮らしていくことにオヤツを上手に活用している家庭が多いようです。
どのくらいの頻度で愛犬とのお散歩をしている飼い主さんが多いのでしょうか。
最も多かったのは「1日2回」の33.6%で、朝と晩の2回で十分に運動させてあげていることがわかります。
2位は「1日1回」の27.7%、3位が「週に3~5回」の13.2%でした。
なかには「1日3回以上」という回答も6.1%みられ、忙しい中でも頻繁にお散歩の機会を設けている飼い主さんもいることがわかりました。
ワンちゃんにとってお散歩は単なる運動ではなく、さまざまな刺激を受けられる機会でもあります。
もし、高齢などにより歩くことができない場合には、抱っこやカートなどで外をお散歩するのもオススメですよ。
1回あたりのお散歩時間についての質問では「30分程度」の回答が46.2%と最も多く、次いで「1時間程度」の28.0%、3位に「15分程度」の20.1%となりました。
30分~1時間といったある程度まとまった時間の散歩をすることで、愛犬のみならず飼い主さんの運動不足も解消され、健康を維持できると考えられます。
次に愛犬のケアに関する調査結果を見ていきましょう。
まずは歯のケアの頻度について「毎日する」と回答したのは31.2%、「よくする」が21.2%、「時々することがある」が最多の34.6%でした。一方で、「まったくしない」という回答も11.0%みられます。
歯の健康を維持するためには欠かせないケアですが、口元を触られるのが苦手な子も多く、「やろうと思っていても実行にうつせない」なんて悩んでいる方も多いかもしれません。
耳のケアは「毎日する」は3.0%とごく少なく、「よくする」が18.9%、「時々することがある」が圧倒的に多い59.9%で、「まったくしない」は16.0%でした。耳と歯では、より歯のケアに力を入れるケースが多いようです。
ですが、レトリバーやダックスフントなどの垂れ耳の犬種や、シーズーやフレンチ・ブルドッグなどの脂漏体質の犬種は、耳のトラブルが起きやすいので定期的にチェックすることをおすすめします。
シャンプーの頻度は、「月に1回」が56.3%で最多となり、「2週に1回」がこれに次ぐ24.3%、以下「週に1回」の6.2%、「半年に1回」の3.9%などとなりました。「週に2~5回」、「毎日」といったごく頻繁に行う飼い主さんも、少数ながらみられています。
ワンちゃんのシャンプーについては少なすぎても多すぎても体に影響を与えかねないので、愛犬の皮膚や被毛の状態を見て行ってあげましょう。
いずれのケアに関しても、定期的に行っている家庭が多いと分かりました。
日々のちょっとしたケアがワンちゃんの異常を発見し、病気の早期発見につながったり、予防に寄与したりすることから、愛犬の健康を気遣う意識の高さがわかりますね。
動物病院での健康診断を受ける頻度については、「1年に1回以下」が47.0%で最も多く、約半数にのぼりました。
2位は「不定期」という17.3%ですが、「半年に1回」も16.4%と僅差で、定期的に通っているという人も一定数みられます。
健康診断を受ける時期は「春」が67.7%と圧倒的に多く、次いで「秋」の28.4%、「夏」と「冬」は少なめで、いずれも17~18%程度となりました。
狂犬病の予防接種が春にあることから、毎年その時期に行っている人が多いようです。
真夏や真冬は気温などの面で移動時にかかる負荷も大きいため、秋に健康診断キャンペーンを実施する動物病院も増えてきており、「秋」の回答が比較的伸びた背景には、そうした影響もあるのかもしれません。
今回の調査では、1年に1回以下という回答が半数近くを占めましたが、定期的な健康診断はワンちゃんにとっても重要です。少なくとも年に1回、シニア期以降なら年2回、半年に1度といった頻度で受けることが推奨されています。
人もワンちゃんも、より健康で豊かな暮らしを続けていくために、日々の習慣を見直してみてくださいね。
参考リンク📝
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