大切な家族であるペットにはいつまでも元気でいてほしいですが、どの子にも、ケガや病気のリスクはあるもの。
しかし、ワンちゃんやネコちゃんにどういった傷病が多いのかを知っておければ、愛犬や愛猫を傷病から守るための対策ができるかもしれません。
そこで今回は、ワンちゃんやネコちゃんに多い病気や怪我はどのようなものか、ペットの保険会社が発表した調査結果をご紹介していきます。
犬の総合ランキングの第1位は「皮膚炎」で、3年連続の1位という結果になりました。
続けて、第2位は「外耳炎」、第3位は「胃腸炎」となっています。
飼い主さんがワンちゃんの変化に気づきやすい傷病が上位を占めていることがわかります。
また猫の総合ランキングの第1位は「下痢」で、こちらも3年連続となりました。
続けて、第2位は「皮膚炎」、第3位は「腎臓病」が続きます。
犬猫どちらにも共通して多かったのは、「胃腸炎」「下痢」「嘔吐」などの消化器系に関わるものでした。
また、泌尿器科系の疾患が多いとされる猫は、「腎臓病」「膀胱炎」「尿結石」が上位にランクインしています。
ランキングにあるような症状が見られた時には、動物病院に相談・受診するなどして、症状が軽い内に治療にあたれるようにしたいですね。
愛犬・愛猫の病気では、治療費も気になるところです。
手術での保険金請求が多い傷病ランキングは、次のようになっています。
犬の手術の第1位は「腫瘍」、第2位は「歯周病」、第3位は「骨折」でした。
「腫瘍」では症状や治療法などによって手術費用は異なりますが、皮膚腫瘍を手術で切除で9万400円の診療費が発生したケースがあります。
また、猫の第1位は「異物誤飲」、第2位は「主要」、第3位は「歯周病」です。
第1位である「異物誤飲」の手術では、開腹手術で22万800円の診療費が発生した例がありました(これらの手術費用は一例であり、金額はあくまでも参考です)。
どちらにおいても高額な費用がかかる可能性があるため、あらかじめペットの保険を検討するのもいいかもしれません。
また、異物誤飲は生活環境を整えることで、ある程度防ぐことができるので、ぜひ愛犬・愛猫の行動範囲を見直してみてくださいね。
近年の研究で、ワンちゃんやネコちゃんの長寿命化が進むとともに、人間と同じような病気にかかる可能性がわかってきています。多くの病気は早期発見・早期治療が重要です。
「元気がない」、「食欲がない」、「吐く」など、いつもと違う症状は、病気の早期発見のためにはとても重要なサインだといえます。
わずかな変化にも気づいてあげられるように、日々の様子に目配りしてあげましょう。
参考リンク📝
PR TIMES
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