ペットの命を守るために!防災対策に関するアンケート調査?【ニュース】

ペットの命を守るために!防災対策に関するアンケート調査?【ニュース】

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日本は、地震だけでなく台風や豪雨、洪水や火山噴火など、自然災害が発生しやすい国土と言われています。
近年はそんな災害時の備えについての意識が高まっているようですが、ペットについてはどうでしょうか。

災害は私たち人間だけでなく、愛するペットたちにも大きな影響を及ぼします。
大切な家族であるワンちゃんやネコちゃんの安全を守るためにも、防災準備を忘れずに行いましょう。

今回は、20代から60代のペットと暮らす668名を対象に行われた「ペットの防災に関する調査結果」をもとに、ペット防災対策の現状と必要な準備について紹介します。

 

現状はまだ不十分? ペット防災対策をしているのは3割程度

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まず最初に「ペットの防災対策」について尋ねたところ、「おこなっている」と回答した飼い主さんは32.8%と、全体の約3割にとどまりました。
「おこなっていない」が61.4%、「わからない」が5.8%で、まだまだ十分とは言えない現状が浮き彫りとなる結果に。

ペットは避難後も人間への支援よりも後回しにされやすく、物資が届くまでに日数がかかることが想定されます。
家族の命を守り、出来る限り健康を損なわないようにするためにも、ペットの防災対策をしっかりと行いましょう。

 

飼い主さんが行っているペット防災対策TOP5

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続いて、ペットの防災対策をおこなっていると回答した飼い主さん219名に、実施しているペットの防災対策を尋ねました。
最も多かったのは、47.9%と約半数の方が挙げた「防災用の備蓄準備」。
生活必需品と言われるフードや水、トイレグッズや常備薬等を準備している飼い主さんが多いようです。

次いで、「一緒に避難できる場所の確保」(44.3%)、「避難ルートの事前確認」(43.8%)、「迷子札をつける」(40.2%)という結果でした。
近隣の避難所を把握しておくことはもちろん、そこへ向かうルートの確認も欠かせません。
また、災害発生時はパニックを起こしてペットが逸走してしまうことも考えられます。
迷子札やマイクロチップを装着することで、万が一の時にペットが自分の元へ帰ってくるようにあらかじめ対策をしておきましょう。

そのほかにも、「避難用クレートの準備」(32.9%)という回答も多く寄せられています。
避難先でもペットが安心できる自分だけのスペースを作るためにも、クレートやキャリーの準備も欠かせません。
ストレスによる食欲不振や排泄の我慢なども起こりうるため、ストレスを減らしてあげるために何ができるかを考える必要もあるようです。

 

半数以上がペット用の食糧を備蓄

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また、「ペットのために災害用の備蓄をしている」かの問いに対し、「はい」と答えた飼い主さんは49.7%にのぼりました。

冒頭の質問では「防災対策を行っている」と回答した割合は約3割でしたが、備蓄については約半数が対策を行っていることがわかりました。
災害時にまとめて持ち出せるような準備はしていなくても、万が一に備えて少し多めにストックをしているという飼い主さんが多いのかもしれません。
 
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備蓄されているものの内訳としては、「フードやおやつ」(82.2%)、「トイレ用品」(67.2%)、「水」(52.4%)がトップ3となりました。
やはり食べ物や排泄グッズ等、人間のものでは代用がききにくく、また多めに買っておいても消費することができるものについては、備蓄しやすい傾向が見られます。

さらに「防寒用品」「薬」「おもちゃ」といった回答もあり、避難先での生活の質をできるだけ上げようとする飼い主さんの愛情が伺えますね。

 

避難所のペット受け入れルール「知らない」飼い主さんが7割超

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一方で、避難所のペット受け入れルールを把握している飼い主さんは26.3%にとどまり、7割以上が受け入れルールを知らないことが分かりました。

環境省はペットとの同行避難を呼びかけていますが、ペットと一緒に室内に入れる避難所は数が限られているのが現状です。
避難所によってはペットを室内に入れることができないため、車でペットと避難生活を送るというケースも少なくありません。
だからこそ一緒に暮らすペットが避難所で受け入れられるか、室内に同伴できるのかといった情報を事前に確認しておくことが大切です。

 

ペットと避難する際の不安要素TOP3

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避難時に心配される問題として最も多かったのは「周囲とのトラブル」(51.3%)。
わずかな差で「トイレや無駄吠えなどのしつけ」(48.5%)が2位に続きます。
同率3位には、「体調管理」(38.6%)と「メンタルケア」(38.6%)が挙げられており、ペットの体調を心配する飼い主さんも多く見られました。

ペットと同じ空間で過ごすことを快く思わない方がいることは、私たち飼い主も覚悟しなくてはいけません。
また、自宅とは異なる環境にストレスや不安を抱え、問題行動を起こしてしまったり、心身の不調を訴える子もいるでしょう。

飼い主さん自身も気持ちが不安定になりやすい状況ではありますが、ペットの不調には早く気付けるようにしてあげたいですね。

 

まとめ

 
今回の調査結果から、多くの飼い主さんが日々消費するフードやトイレグッズを多めに備蓄するにとどまり、ペットの防災対策を十分にできていない現状が伺えます。
ペットの安全を確保するためには、日頃から防災グッズの準備と避難訓練を行い、避難先を確認しておくことが重要です。

ぜひ、ペットも含めた防災対策について、しっかり考える時間を作ってみてくださいね。

 

 

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