皆さんは愛犬の食の好みを把握していますか?
愛犬には健康維持のためにバランス良く栄養を摂ってほしいというのはもちろんですが、せっかくなら好きなものを喜んで食べてほしいというのが飼い主さんの思いでしょう。
そこでどんなものが好かれやすく、どんなものが嫌われやすいのか、ワンちゃんの食べ物における好き嫌いを取り上げた最新の調査結果を紹介します。
まず、愛犬が一番好きな食べ物は何か複数回答可で尋ねたところ、1位は「ビーフジャーキー・牛肉系おやつ」で32人となりました。
2位には「チュール」が20人でランクイン、3位が「鶏肉ジャーキー・鶏肉系おやつ」の16人となっています。
4位は「鶏肉」の15人、5位に「チーズ」の12人、6位「ジャーキー・詳細不明の肉系おやつ」11人、7位が「さつまいも、さつまいも系おやつ」、「ビスケット・クッキー」の10人でした。
ネコちゃんにも人気の高いペースト状のおやつ「チュール」が2位にランクインしましたが、それ以外では全体的に肉系が強く、甘みのある野菜や果物も比較的上位に目立ちました。
さまざまな選択肢がある中でも、基本はやはりシンプルで、ワンちゃんが一般的に好むとされる旨み、甘み、肉の風味が好まれるようです。
9位以下にはきゅうりやキャベツの甘味のない野菜が入りました。
味よりもシャキシャキとした食感を気に入る子も多いようです。
回答した飼い主さんからは、以下のコメントが寄せられました。
「【チーズ】チーズのためなら即席で指示を出してもすぐに覚えて従う」
「【ビーフジャーキー】結構肉食で他の牛肉なども好きなのですが、鶏のささ身は本当によく食べすぐなくなってしまいます」
「【にんじんの皮】料理で余った皮をたまにあげるのですが、狂ったように食べます」
「【チュール】チュールを出すと喜んで飛び跳ねます」
続いて、愛犬が一番嫌いな食べ物を同じく複数回答可で尋ねました。
するとトップは意外にも「ドライフード」で24人、2位の「キャベツ」15人を大きく引き離しました。
3位は「きゅうり」、「トマト」、「サプリメントや薬」の8人で、6位が「にんじん」、「オレンジ・みかん」の7人でした。
毎日の主食である「ドライフード」は必要な栄養を摂れるように作られた総合栄養食のため、愛犬にはしっかり食べてほしいものですが、実際にはあまり好んで食べていないワンちゃんが多いことが分かりました。
メーカー各社はおいしく食べてもらえるよう嗜好性の工夫も施されていますが、水分量の少ないドライフードは肉のようなジューシー感やフレッシュ感の再現が難しく好まれにくいのかもしれません。
嫌いな食べ物について、飼い主さんからは以下のようなコメントが寄せられました。
「【ドライフード】何かトッピングしないと食べてくれない」
「【トマト、みかん】グニュッとした食感が苦手のようで、どちらをあげても食べない」
「【薬】子犬の頃に無理やり飲ませてしまい、飲んだふりをして出すようになりました」
「【煮干し】苦いのか匂いが苦手なのか、与えても食べなかった」
味や食感などそのものの特徴だけでなく、最初に口にした際の経験などから嫌いになってしまうケースもあるようですね。
愛犬がおいしそうに食べている姿を見るのは本当に嬉しいものです。
一方で栄養バランス面から、「本当はこれを食べてほしいのに、なかなか食べてくれない」「これまでよく食べていたのになぜか急に嫌うようになった」といった悩みを抱えている飼い主さんも多いでしょう。
ワンちゃんは香りや食感でおいしさを判断していると言われています。
また、あるものを食べた後に体調を崩したり嫌な思いをしてしまうと、その食べ物を避けるようになることも。
あまり甘やかしてしまうのも良くないと言われますが、できるだけ愛犬がおいしく食べてくれるものを選びたいというのが親心。
食欲が低下している時には、いつものごはんに大好物を添えるだけで食欲が戻る事もあるので、愛犬の好みを把握しておくといいですね。
参考リンク
INUNAVI
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