支出トップは「フード・おやつ」代!ペットの年間支出はいくら?【ニュース】

トップは「フード・おやつ」代!ペットの年間支出はいくら?【ニュース】

 

飼い主さんであれば、愛犬・愛猫には快適な生活をさせてあげたいと思うもの。

そのために何よりもまず、日々愛情をもって接すること大切ですが、現実的な面でいえば、お金の問題も出てきます。

費用をかけ贅沢をさせれば幸せというものでは決してありませんが、必要な生活費をきちんと確保してあげることは、飼い主にに求められる重要な役目です。

 
新たにワンちゃん・ネコちゃんを迎えたいと思っている方なら「どのくらいの費用負担が必要なのか」について、直接は聞きづらいけれど知っておきたいところですよね。

そこで今回は、2020年3月に発表された「ペットにかける年間支出調査」2019年版の結果から、支出のポイントをお伝えします。

 

支出トップは「フード・おやつ」代

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まず年間支出の合計額でみると、ワンちゃんの場合、平均306,801円で、前年に比べると7.5%低下していました。

ネコちゃんの場合は平均が158,680円で、前年比1.4%のマイナス、ワンちゃんに比べると低下幅は小さいものの、いずれも少し節約志向となっているようです。

 

■ワンちゃんの支出ランキング

ワンちゃんの支出で、最も多くを占めるのは「フード・おやつ」代で、52,497円。前年より8%ダウンしているものの、前回同様トップとなりました。

2位は「ペット保険料」の50,155円で、こちらは前年より4%増加、前年の3位から占める率もアップしています。

3位が「病気やケガの治療費」で、平均44,869円、前年比では21%の減少でした。

4位には「シャンプー・カット・トリミング」が42,323円で入り、以降も「ワクチン・健康診断等の予防費」、「日用品」、「光熱費」などと続きました。

前年より増加が目立ったのは、80%増の「防災用品」や、54%増の「日用品」、18%増の「洋服」といった項目で、甚大な被害をもたらす自然災害の増加や、おしゃれで便利な日用品・洋服アイテムが身近に充実してきたといった、昨今の社会環境変化が影響しているとみられます。

他に「しつけ・トレーニング料」や、「ドッグランなど遊べる施設」の使用料なども10%以上の増加傾向になっています。

 

■ネコちゃんの支出ランキング

ネコちゃんも「フード・おやつ」が最多で、前年より16%増加の49,713円となりました。

2位には「ペット保険料」が30,155円で、こちらは前年比2%減、3位は「病気やケガの治療費」が23,919円と、前年より19%の低下が見られました。

トップ3はワンちゃんと同じ結果であり、ごはん、保険、治療費が、広く共通した出費のメインになっていると分かります。

 

体の大きさによる支出の差

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ワンちゃんにかける年間支出を、より細かく、小型犬、中型犬、大型犬の体の大きさに分けてみていくと、やはり大きさに比例して高くなっています。

小型犬では年間の総支出の平均が294,569円であったところ、中型犬では309,294円、大型犬で449,560円の平均となりました。
とくに中型犬から大型犬での差は140,266円と大きくなっています。

では、支出の差について細かく見ていきましょう。

 

■しつけ

違いが大きくみられた項目のひとつである「しつけ・トレーニング料」では、大型犬は19,546円と突出して高く、小型・中型犬の約3倍になっています。

体が大きいからこそ力も強いため、万が一に備え、しつけに費用をかけている傾向がみられました。

 

■光熱費

「光熱費」も大型のワンちゃんが、小型・中型犬の倍近い24,829円と多くかかっています。体の大きなワンちゃんほど、暑さに弱い傾向があるため、エアコンなどの費用としてかかっているようです。

 

■生活用品費

一方、「シャンプー・カット・トリミング」の費用は、小型犬が最も高く、45,015円でした。
中型犬の約1.6倍、大型犬と比較しても1割強高くなっています。

また「洋服」も小型のワンちゃんが際立って高く、中型・大型犬の2倍弱、14,385円という結果でした。

小型犬の場合、こまめなトリミングが必要なトイ・プードルやポメラニアンといった犬種に人気があったり、季節やイベントによって様々な洋服を購入し、おしゃれを楽しむ飼い主さんが多いことが、この結果につながっているのではと考えられます。

 

まとめ

今回の調査は平均値ですが、費用をかける項目は非常に多岐にわたっており、いかに愛犬・愛猫との暮らしが楽しく、飼い主さんも家族の一員として快適に過ごすことを重視されているかを示しているといえます。

主要な出費項目の中では、フードや日用品、保険料はおよそ必要分の目安が立てられますが、治療費は突然の大きなケガや病気で、大幅にかさんでしまう可能性もあります。

余裕のある年間費用計画を立て、最期まで責任をもって支えてあげること、それは一緒に暮らす家族、飼い主として、きちんととり続けるべき姿勢であり、大切な行動です。

互いがより豊かに、幸せな時間を過ごせるようにしていきたいですね。

 
(表グラフはプレスリリースより)

 

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