賃貸それとも持ち家?都内在住の猫飼いさんに住まいのアンケート【ニュース】

賃貸それとも持ち家?都内在住の猫飼いさんに住まいのアンケート【ニュース】

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ネコちゃんと暮らすなら賃貸にすべきか、それとも持ち家を選択すべきか。
さらにはどんな部屋のデザインなら快適な空間にできるのか。

ネコちゃんと暮らす飼い主さんの中には、住まいの選択に愛猫の暮らしやすさを求める方も多いでしょう。

そこで今回は都内でネコちゃんと暮らす飼い主さんを対象にした、住まいに関する最新のアンケート調査結果をご紹介します。

 

住まいのお悩みトップは「物件が少ない」!

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まず、ネコちゃんと暮らす家のお悩みにはどんなものがあるか3つまで選択してもらったところ、トップは「猫飼育可能な物件が少ない」の247票となりました。
とくに賃貸ではペットの飼育を認めていない物件や、認めていても室内小型犬に限定される物件が多く、ネコちゃんと暮らせる物件で探そうとするとかなり選択肢が狭まってしまうお悩みがあるようです。

2位は「毛が抜けて敷物や洋服につく」が200票、3位には「家具や壁で爪をとぐ」が161票で続きました。
換毛期にはどんなに掃除をしてもすぐに部屋の中を毛が舞ってしまうし、ネコちゃんの習性である「爪とぎ」はなかなか防げるものではありません。

4位は「トイレの臭いが気になる」が157票、5位には「猫が運動できる広さがない」と「アレルギーがあり悩まされている」が114票が同票でランクインしました。
少数派ですが、ついつい可愛くて買ってあげてしまい増えていく一方となるのか「猫グッズが場所をとる」という声などもありました。

 

飼い主さんの家は持ち家と賃貸がおよそ半々

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続いて現在ネコちゃんと暮らす家について尋ねたところ、「持ち家」と回答した人が49%、「賃貸」と回答した人が51%で約半々という結果に。

わずかに「賃貸」が上回ったものの、賃貸が多いとされている都内という条件と考え合わせると、およそ半々という結果はかなり「持ち家」の人が多い傾向にあるともいえるでしょう。

 

暮らしの満足度では「持ち家」優勢

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続いて、ネコちゃんと暮らす観点で現在の住まいに満足しているか、それとも不満があるかを尋ねました。
結果は持ち家と賃貸それぞれで暮らす人とを分けて集計しています。

「満足している」とした人は、全体の44%で、内訳は「賃貸」住まいが43%、「持ち家」住まいが57%という結果でした。

満足している理由では、以下のような声が寄せられています。
・ペット可の物件にしては家賃が安い(賃貸)
・大家さんが猫好きで理解がある(賃貸)
・猫と共存するために工夫して建てた(持ち家)
・人間も猫も十分に暮らせる空間がある(持ち家)

賃貸物件では、やはり貸す側のオーナーさんに理解があるかどうかが大きな鍵になるようです。
一方、持ち家の方からはそもそもネコちゃんをしっかり家族の一員としてとらえ、一緒に暮らすための住まいとして建てたからこそ、満足して暮らせているという声が多くみられました。

「不満はあるが諦めている」としたのは、全体の42%で、「賃貸」住まいが占める割合は53%、「持ち家」住まいの人の割合は47%でした。
こちらでは、賃貸住まいの飼い主さんが6ポイント上回っています。

理由には下記のようなものがありました。
・引越ししたいが家賃や引越費用などを考えると金銭的に難しい(賃貸)
・物件の立地は気に入っているが、近所に気を遣わなければならない(持ち家)

賃貸住まいの場合、やはり物件が見つかりにくく見つかっても家賃が高額になりがちであることが課題になっていると分かります。
また、持ち家でも近所に気を遣わなければならない状況があったり、分譲の条件で一緒に暮らせなかったりと、自由になるとは限らない実態が明らかになりました。

現在の住まいに「不満があり住み替えを検討している」人は全体の14%で、内訳は「賃貸」住まいが69%、「持ち家」の人が31%でした。
持ち家では住み替え検討のハードルも高くなることも影響していると考えられ、賃貸住まいの飼い主さんの方が倍以上多くなっています。

こちらの理由では、下記のようなものがみられました。
・狭いためキャットタワーや足場などを十分に設置してあげられない(賃貸)
・管理組合などの規定に縛られない一戸建てに住み替えたい(持ち家)

賃貸住まいの飼い主さんからは、ネコちゃんの目線に立った時今の住まいでは狭すぎる、もっと広々と過ごさせてあげたいという理由が挙がっていました。
一方、持ち家の飼い主さんではマンションの規定が厳しいのか、そうした縛りのない戸建てに住み替えたいという希望や、今よりもきちんとネコちゃんとの棲み分けができ、互いが快適に暮らせる住まいを求める傾向がみられました。

 

できるならやっぱり「新築戸建て」派が多数

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最後にネコちゃんと暮らすため、購入や住み替えをするとしたらどんなタイプの家を選ぶか全員に尋ねました。

最多回答は「新築戸建て」の32%。
次いで多いのが「新築マンション」の20%で、3位は「中古マンション」の19%です。
4位は「中古を買ってリフォームやリノベーション」をするという人の15%、「中古戸建て」は14%にとどまりました。

「新築戸建て」派からは、次のような声が寄せられています。
・せっかくなら新築に住みたいし、戸建てなら何も気にしなくて良いから
・注文住宅にすれば自分たちにも猫にも住みやすい家が設計できるかもしれないから

現実にはさまざまな制約が及ぶ可能性もあるものの、基本的に自由度の高い新築戸建ては魅力が高く、ネコちゃんとの理想の暮らしも実現しやすいのではと考える方が多いようです。

「新築マンション」派の理由は下記の通りでした。
・新築物件なら猫向けの工夫も多いと思う
・新築のほうが資産価値が高いと思うから

既存マンションでは、機能面やペットの対応面でネックになることが多いものの、新築ならばそうした問題点がクリアされてきていること、そして将来的な資産価値でも優れたものとなることが見込めることなどが、主な評価のポイントになっています。

また「中古マンション」派は、次のような理由を寄せています。
・猫が爪とぎや粗相をするかもしれないので中古で十分
・他にも飼育している人がいそう。気を遣わずに済みそうだから

そもそもネコちゃんが爪とぎをして傷めてしまったり、汚したりしてしまうのは仕方がないことと受け入れ、それなら中古で十分、新築の方がかえって傷みも気になりそうといった逆転の発想が特徴的です。

「中古住宅を購入しリフォームやリノベーション」をするとした人の理由は、下記のようなものでした。
・猫との生活も大事にしたい一方で元々住んでいた人の思いを受け継ぎたいから
・新築より手軽に、猫との生活に合うようにできるから

より安価に、ネコちゃんとの暮らしを理想的なものとする住まいを手に入れるなら、中古のリノベーションが現実的と考える方に、この回答選択者が多いようです。

最も少なかった「中古戸建て」ですが、やはりネコちゃんが傷めたり汚したりしても、「中古なら」と考えやすいこと、また戸建ての自由度を評価しつつ予算面の問題をクリアする現実的手段として、選んだという声が目立ちました。

【ゼロリノベ調べ】
https://www.zerorenovation.com

 

まとめ

家族の一員であるネコちゃんとより身近に接しながら、ネコちゃんにも快適と思ってもらえる環境で暮らしたい、そうした飼い主さんの思いがあふれるアンケート結果でしたね。

近年はペットも家族であり、皆が暮らしやすい住まいを目指す考え方が、愛好家以外にも理解されやすくなってきました。
一方で、現実にはまだまだ一緒に暮らせない物件が多いなど、問題やお悩みが尽きないことも明らかになっています。

予算など諸条件との兼ね合いもありますが、可能な限りの工夫でネコちゃんも人も幸せになれる住まい空間を手に入れたいものですね。

 

 

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