新しくワンちゃんを家族に迎えた飼い主さんにとって、早く愛犬と公園で遊びたいものですよね。
車や自転車の往来の危険が少なく、リラックスして愛犬と過ごすにはピッタリの場所です。
しかし、公園はこどもから大人、そして他のワンちゃんも含め多くの人が利用する公共の場。
周りに迷惑をかけず、また愛犬を守るためにも、公園デビューにはいくつか準備が必要です。
今回は、公園デビュー前や公園初心者の飼い主さんに向けて、マナーや注意点についてご紹介していきます。
公園デビューの前に、マナーを知るだけでなくワンちゃんの準備が必要になります。
しっかりと準備を済ませてから公園に行くようにしましょう。
愛犬へのしつけトレーニングは、「待て」「伏せ」「お座り」などの基本的なものができるようにしておきましょう。
そうすることで愛犬だけではなく、公園を利用している他の方やワンちゃんも気持ちよく過ごすことができます。
特に「待て」「お座り」は、愛犬のテンションを落ち着かせるためにも効果的で、普段の散歩でも使えるためしっかりトレーニングしておきましょう。
公園デビューの前には狂犬病予防注射と混合ワクチン注射を接種しておくのが理想です。
狂犬病予防注射は接種が義務付けられていますが、混合ワクチン注射は任意接種となっています。
しかし、混合ワクチンは日本にまだ存在する病気を予防するための大切なワクチンです。
公園デビューの前に一度かかりつけの動物病院で獣医さんに相談しましょう。
公園デビューをする時には、その公園のマナーを知っておく必要があります。
中にはペット不可の公園や、芝生や砂場へのワンちゃんの立ち入りを制限している場所もあります。
デビューの前に公園の下見をしておくといいでしょう。
ここでは、一般的な公園のマナーについてご紹介します。
公園だけでなく散歩のマナーでもありますが、愛犬の排泄物はしっかり処理することが飼い主さんの義務です。
ウンチなら公園のトイレに流したり、ごみ箱に捨てたりせず持ち帰りましょう。
おしっこなら、ボトルで水をかけるなど、まわりの環境にも配慮しましょう。
排泄物をそのまま放置していると、公園にワンちゃんが立ち入ることを禁止されてしまったり、マナーを守っている飼い主さんから非難されてしまうこともあります。
飼い主さんみんなで、ワンちゃんの遊ぶスペースを守っていきましょう。
愛犬と公園に行く時には、リードを適切な長さに調節する必要があります。
公園はたくさんの人が利用する公共の場所です。
ワンちゃんが苦手な人、ワンちゃんのアレルギーを持っている人がいることは十分に考えられます。
愛犬が人に飛びつくことや、急に走り出すことのないように、飼い主さんがリードコントロールできる長さを心がけましょう。
リードにはいくつか種類があり、長さを伸縮できるリールリードもあります。
リールリードの場合、誤った操作によりワンちゃんのリードが長くなってしまうこともあります。
慣れないうちはリールリードの使用を避け、普通のリードを使用することをおすすめします。
多くの公園には市や区に管理されている花や草、木が生えています。
むやみに愛犬が入って荒らさないよう、公園では愛犬から目を離さないようにしましょう。
また、植物によってはワンちゃんが口にすると有毒なものがあります。
誤飲を防ぐためにも、花壇などには近づかないようにしましょう。
公園には水飲み場などの水道が設置されているところも多いですが、愛犬に水を飲ませるときは直接飲ませるのではなく、飲水用の容器を持参して飲ませてください。
多くの人やワンちゃんが利用するので、蛇口に愛犬が直接口をつけたりすることを避けるためにも、直接飲ませるのはやめましょう。
公園にはマナーだけでなく、注意することがいくつかあります。
ここでは、公園で注意することについてご紹介していきます。
公園ではトイレの場所に注意しましょう。
ほとんどの公園では、ワンちゃんの排泄場所が決まっていません。
だからといってどこでも排泄をしていいものではありません。
できれば排泄を済ませてから公園で遊ぶのをおすすめしますが、最初の内はそういったトレーニングが難しいこともありますよね。
そういった場合には、できるだけ人気のない隅の土の上を歩かせて排泄をさせてください。
おしっこだけなら、排水溝の近くでさせて水で流すのも良いでしょう。
利用者が座る芝生の上や、花壇にはさせないように気をつけましょう。
公園では、他の利用者に気をつけるようにしましょう。
ワンちゃんの中には、子どもを見るとテンションが上ってしまう性格の子もいます。
ワンちゃんが興奮してしまうようであれば、学校の下校時間などの子どもが多くいる時間を避けましょう。
対人トラブルでは慰謝料や医療費などを請求される場合もあります。
他に利用者がいるときにはワンちゃんのリードをいつもより短く持つ、必要に応じて抱き上げるなどして対応しましょう。
ヒート中のワンちゃんは他のワンちゃんたちを興奮させ、トラブルに発展してしまうこともあります。
ヒート中は公園や他のワンちゃんが集まる場所には行かないでください。
散歩も他のワンちゃんがいない時間を狙い、最小限の運動にとどめることをおすすめします。
愛犬を守ることはもちろん、他のワンちゃんに迷惑をかけないよう気をつけましょう。
公園ではワンちゃんのマーキングには注意が必要です。
公園には遊具やイスがありますが、これらはみんなが利用する場所です。
これらの場所にマーキングしないように、ワンちゃんから目を離さないようにしましょう。
すべての人が気持ちよく利用できるようにしていきたいですね。
広い公園であればボールやフリスビーなどで遊ぶことができます。
しかし、中にはボール遊びは禁止と決められている場所もあります。
ボールやフリスビーが禁止されている場合はプチアジリティ、しつけトレーニング、ドッグダンスなど狭い範囲でも楽しめる遊びを試してみるのもいいですね。
今回は、公園のマナーや注意点についてご紹介していきました。
マナーや注意するべきことが分かっていても、公園で遊べることに夢中で、愛犬だけではなく飼い主さん自身も周りが見えなくなってしまうこともあります。
しかし、今後愛犬との定番の散歩コースの一部となり得る公園でトラブルを起こしてしまっては、その後過ごしにくくなってしまうかもしれません。
今回紹介したことを踏まえ、みんなで気持ちよく公園を利用できるようにしていきましょう。
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