今年も日差しあふれる暑~い夏がやってきました!
人間よりも体温の高い犬たちにとって、ジメジメムシムシの日本の夏はキビしい季節……。
でも、夏だからこそできる海や川、プールでの水遊びといった楽しみがありますね!
最近では犬用のプールはもちろん、一緒に楽しめるカヌーや川下りなどのアクティビティも大人気!
水が大好きなわんちゃんにとっては、楽しい季節でもあります♪
しかし、そんな楽しい水遊びにはキケンが隣り合わせ……!
でも大丈夫!私たち飼い主が知識をつけることで避けられるキケンばかりなんです。
このコラムを読んで、安全で楽しい夏の思い出をつくりましょう♪
楽しく遊んでいると、ついつい夢中になって時間を忘れてしまったり、注意力が散漫になりがち・・・
ですが、私たち飼い主が常に緊張感をもって、管理してあげることが何よりも大切です。
水遊び中は絶対に愛犬から目をはなしてはいけません。
特に川や海では、泳ぎに夢中になって沖へ進んでしまったり、川の流れにのまれてしまうなんてことも!
また、小型犬はワシ等の猛禽類に連れ去れらる事例も・・・。
常に愛犬がどこにいるかを把握し、危険をすぐに察知できるようにしましょう。
「犬かき」という言葉があるくらいなので、わんちゃんならみんな泳げる!と思いがちですが、実はそうではありません。
人間と同じように、泳ぎが不得意な子や、水を怖がる子もいます。
また、以下の特徴のあるわんちゃんは体の特徴から泳ぐことに向いていないと言われています。
・ブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグ等の短頭種
呼吸がしにくいため、溺れてしまうことも・・・
・ダックスフント、コーギー等の短足種
短い手足では水中で前に進むことが難しく、苦手な子が多いようです。
・チワワ、ポメラニアン等の小型犬や、ミニチュアピンシャー、イタリアングレーハウンド等のスムースコート種
体が冷えやすいため、泳ぐことに向いていません。
上記のワンちゃんの中にも水遊びが好きな子もいるので、十分に注意して遊ばせましょう。
犬用のライフジャケットは、救命用のためだけでなく泳ぎのアシストにもなるので、泳ぎが苦手な子も得意な子も着用することをオススメします。
水中での遊びは、陸上にくらべ、たくさんのエネルギーを必要とします。
体力を使いすぎて泳げなくなってしまったら一大事!
そのため、わんちゃんが楽しく遊んでいても、15分ごとに涼しい陸地で体を休ませましょう。
また、遊び終わったら軽いおやつやフードで体力を回復させると◎
ブッチなら水分補給も同時に出来るので、とくにオススメ!ブッチは要冷蔵なので、保冷バッグに保冷剤と一緒に入れて持ち運んでくださいね。
強風で海が荒れている、もしくは雨の後で川が増水しているときは、遊びにいくのを避けましょう。
川の濁りは上流での増水のサインなので、兆候が見られたらすぐに安全な場所に上がりましょう。
また、夏はゲリラ豪雨が発生する危険性もあるので、スマートフォンのお天気アプリなどで、雨雲の接近のアラートを設定するのも有効です。
真夏の砂浜は70度近くまで熱くなることもあるので、直射日光の下を歩かせる時は抱っこしたり、ドッグシューズをはかせるなどして足を守ってあげましょう。
また、砂利や岩場はすべりやすいところもあるので、ご注意を。
ここでちょこっとガイド!
足裏の変化とその対処についてご紹介します。
その後、わんちゃんが舐めてしまい悪化させることもあるので、必要に応じてエリザベスカラー等の着用も検討してください。
もし、皮がむけたり、水ぶくれができている場合には、炎症を引き起こす可能性があるので、清潔な状態にしてから動物病院にかかりましょう。
海藻や砂、落ちているゴミを誤食しないよう注意しましょう。
おもちゃを投げて遊ばせる時には、出来るだけ砂がつかない水中に向かって行います。
拾い食いをしてしまうわんちゃんの場合は、リードを着けてコントロールしてあげましょう。
水遊びが原因で病気になってしまうことも……。
私たちが防ぐことのできる病気を2つご紹介します。
紹介しているキケンのサイン以外にも、いつもと違う、気になる様子があれば、獣医さんへご相談を!
水に浸かっていると体が冷えるのではないかと思いがちですが、直射日光があたる場所での運動となるため、体温が上昇してしまいます。
私たちにできる予防と、熱中症になったときにどのような症状があるかを事前に知っておきましょう。
予防ポイント
・水遊びは早朝、もしくは夕方の日が照っていない時間におこなう
・こまめに休憩をとり、水分補給をする
(あまり水を飲みたがらないわんちゃんには水分たっぷりのブッチがオススメ♪)
危険のサイン
・口を大きくあけ呼吸が激しい状態が長く続く
・よだれが大量に出る
・足元がふらつく
・からだが震える、痙攣がおきる
・意識がもうろうとする
水中毒は、大量の水を摂取することで引き起こされる中毒症状のことをいいます。
体内のナトリウム濃度が急激に下がり、低ナトリウム血しょうやけいれんを引き起こし、最悪の場合は命を落とすことも……。
体重10㎏のわんちゃんでは、1日に1リットル以上の水を摂取してしまうと、水中毒の危険性があるので要注意です。
予防ポイント
・長時間泳がせない
・咥えても口を閉じられるおもちゃで遊ぶ(柔らかいものや薄いもの)
・こまめに休憩をとり、体調を確認する
危険のサイン
・よだれが大量に出る
・おしっこをたくさん出す
・痙攣がおきる
・嘔吐
====================
水遊びのキケンについてご紹介しましたが、これだけ読むと「いかない方が安全かも?」なんて思ってしまうかもしれません!
でも、暑い夏でも思い切り運動ができる、浮遊力があるので関節等が弱いわんちゃんでも楽しめるといった利点もたくさん。
私たちにとっても、わんちゃんにとっても楽しい夏の1日を過ごせますように♪
この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪
ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。