お散歩やドッグラン、おもちゃ遊びなど、ワンちゃんにとっての運動はさまざま。
お天気や気温によって、外出ができない時期などは、ワンちゃんの運動不足が心配になる飼い主さんも多いのではないでしょうか?
今回は運動不足が引き起こす影響と、運動不足解消のための工夫を探っていきましょう!
ワンちゃんは体を動かすことが好きな子が多いので、運動不足によりストレスを感じやすいと言われています。
また、運動することでエネルギーを消費しストレスを発散するため、運動不足になってしまうと、ますますストレスをためこんでしまいます。
ストレスがたまると、次のような症状がみられます。
・攻撃的になり物を壊すなどの問題行動
・トイレの失敗
・食欲や元気がなくなる など
ワンちゃんの様子がいつもと違うと感じたら、運動不足をはじめとした原因を考えてみましょう!
ワンちゃんは運動不足になると、足先やしっぽ、背中など、自分の体を必要以上に舐めたり、噛んでしまうことがあります。
また、自分の体毛をむしってしまうことにより、部分的な脱毛状態となってしまうことも。
これらが原因となり、皮膚炎になってしまうこともあるので、ひどくなる前にとめてあげましょう。
人間でも運動しなければ筋肉量が落ちるように、ワンちゃんも運動不足により筋肉量が減少します。
筋肉量が減少すると、体を動かしづらくなるだけでなく、関節や骨などにも負担がかかることも。
関節炎やヘルニアなどの骨の病気を引き起こしやすくなるため、注意が必要です。
運動不足になると、エネルギーの消費が間に合わず、肥満につながりやすくなります。
肥満になってしまった場合は、健康的に体重をゆっくり減らしていくことが重要です。
運動のしすぎや厳しい食事制限などは、逆にワンちゃんに負担をかけてしまうことになるので要注意!
良いダイエット方法がわからない、というかたは動物病院に相談してみましょう。
体重を元に戻すというのは、想像以上の時間がかかるものです。とくに体の小さなワンちゃんの場合、数百グラムの減量でも、長い期間をかけて健康的に減量するのが望ましいです。
愛犬が肥満にならないよう、運動量と食事量のバランスを注意しましょう。
ここまで、運動不足による影響をご紹介しましたが、では、ワンちゃんが運動不足にならないためには、どんなことをしたらいいのでしょうか。
ここでは、正しい運動量と工夫についてみていきましょう。
まずは、愛犬がどのくらいの運動量を必要としているのかを把握しましょう。
ワンちゃんの運動量は、犬種や体の大きさにより運動量が変わります。
体の大きさによって大まかに区分すると、小型犬であれば1日30分から1時間程度、中型犬であれば30分から1時間半程度、大型犬であれば1時間から2時間程度の運動が目安となります。
また、ワンちゃんの運動は激しく長時間すればいいわけではありません。
激しい運動は関節や骨などを痛めてしまいますので、ワンちゃんのスピードに合わせます。
ワンちゃんの体調に合わせて運動量を調節してあげましょう。
雨の日や散歩に連れ出すことが難しい日は、室内でボール遊びやおもちゃ遊びにより運動を行います。
引っ張り合いっこやレトリーブなどで体を動かしてあげましょう。
中型犬や大型犬などの体が大きいワンちゃんは多くの運動量を必要とするため、室内遊びだけではフォローしきれない場合もあります。
梅雨や夏場の時期は室内のドッグランなども活用し、運動させてあげましょう。
室内遊びをたくさんしている場合でもあまりに外に連れ出さずにいると、日光浴不足によりビタミンDの合成が不十分になります。
日光浴は生活リズムを整えるだけでなく、体のホルモンバランスを保ち、皮膚病の予防などに効果が期待できます。
室内遊びだけでなく、適度に外へ連れ出し、運動することをオススメします。
運動不足により、ワンちゃんたちの体調不良や気分が落ち込んでしまうことは、飼い主さんにとっても心配なこと。
ちょっとした工夫で、ワンちゃんが楽しんで運動できる環境を整えてあげることが大切です。
また、飼い主さんと一緒に運動することは、コミュニケーションのひとつとして絶好の機会でもあります。
ワンちゃんも飼い主さんも楽しみながら、運動不足を解消しましょう!
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