壁や家具をボロボロにしないために!ネコちゃんのイタズラ対策

壁や家具をボロボロにしないために!ネコちゃんのイタズラ対策

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壁紙やカーペットで爪とぎをしたり、テーブルの上の物を落としたり、はたまた電気コードをかじったり…
愛猫と暮らしている方は、一度はそういったイタズラをする姿を見たことがあるかと思います。

できることなら愛猫の好きなように遊ばせてあげたいところですが、イタズラには危険がつきもの。
また、壁紙や家具などを傷つけてしまうので、愛猫と飼い主さんのお互いのためにも、防止したいところですよね。

今回はネコちゃん達がこの様なイタズラをしてしまう理由と、その対策をご紹介します。

 

イタズラをしてしまう理由

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イタズラは人の迷惑になることをわざと行う行為のこと。

私たちからするとイタズラと思いがちですが、じつはネコちゃんにとっては人を困らせるためではなく、本能からその行動を起こしている場合が多いのです。
そのため、私たちは愛猫がなぜそういった行動をとるのかを理解しなくてはいけません。

ここでは、ネコちゃんがどうしてイタズラをしてしまうのか、その理由をご紹介します。

 

■精神的な要因

イタズラをしてしまう理由のひとつに“精神的な要因”があげられます。

「飼い主さんがいないため不安になり、気持ちを落ち着かせたい」「飼い主さんの目を引きたい」といった愛猫の思いから様々な行動を起こし、それが結果としてイタズラとなっていることが考えられます。

他にも何かしらが原因で愛猫にストレスが溜まっていて発散したいからイタズラをしたり、イタズラに気付いた時の飼い主さんの反応を「構ってくれた」「遊んでくれた」と感じて、イタズラを繰り返すこともあります。

 

■狩猟本能

ネコちゃん達の狩猟本能もイタズラをしてしまう理由のひとつです。

猫はもともと狩りをして獲物を捕まえて生活してきた動物。そのため、家庭で生活していても狩猟本能をくすぐる物に対して、狩猟本能が刺激されます。
風でゆらゆらと葉が動く植木鉢があれば、動く葉を捕まえようとして行動を起こすので、結果として植木鉢が倒れてしまうといったイタズラにつながります。

本能ということもあり、ネコちゃん自身によるコントロールは難しいもの。
満たされずにいるとストレスにもつながり、イタズラが悪化することもあるため、おもちゃなどで発散させつつ愛猫のおもちゃになってしまうような家具や雑貨などは整理しましょう。

 

イタズラを防止するための方法

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イタズラを防ぐためだからといって、必要以上にネコちゃんを叱ってはいけません。イタズラを防止するためには飼い主さんの努力が必要になります。

ここでは、私たちにできる対策をご紹介します。

 

■スプレーを使う

イタズラをされる前の防止策として、イタズラ防止スプレーを活用するという方法があります。
使用方法は、イタズラをしてしまいそうな場所にスプレーするだけ。スプレーには、ネコちゃんが苦手なニオイが含まれているため、スプレーをかけた物に近づかなくなるというものです。

イタズラ防止スプレーはペットショップやホームセンター、インターネット通販などでも簡単に購入することができます。

 

■フェンスや柵を設置

愛猫に入られたくないスペースには柵やフェンスを設置し、簡単に侵入することができないようすることもおすすめです。

とくにキッチンは、料理や食材のニオイにつられてネコちゃんが侵入しやすいエリア。しかし刃物や火を扱うキッチンは、ネコちゃんにとって危険なものが数多くあるので、注意が必要です。

 

■噛み癖を治す

飼い主さんの手を噛むことが癖になっているネコちゃんの場合、電気コードや家具を噛むというイタズラにもつながることが多いため、噛み癖は治したいところ。

もし愛猫に噛まれてしまったら、大きな声ではなく「痛い」と短く叱り愛猫の前から姿を消します。そうすることで噛んだらいなくなってしまう=いいことではない、と認識させます。
ただ、噛むという行為自体をなくすことはできないため、噛んでも問題ないおもちゃで遊べるように準備してあげてください。

 

■爪とぎを用意

爪とぎは外側の古い爪をはがすためと、匂いをつけてマーキングするという本能による行為です。

愛猫がいつも爪とぎをしてしまう壁や家具がある場合には、その場所に爪とぎグッズを設置してみましょう。
爪とぎによるマーキングをしている場合には、壁や家具の傷を防ぐことができるかもしれません。
最近では、シート型や壁に設置するタイプもあるので、ぜひ検討してみてください。

また、ネコちゃんによっては、用意された爪とぎグッズよりも壁や家具の感触が気に入っていることも考えられます。
爪とぎグッズには、ダンボールや麻紐の素材を使い、箱型のものやボウル型、ポール型などさまざまな形のものが販売されています。愛猫が気に入るものを選んであげましょう。

 

■水や音を使う

イタズラをしているところを目撃した時には、霧吹きを使用し、少量吹きかけることも有効です。

一般的にネコちゃん達は水が苦手とされています。そのため水を吹きかけられたことにより、イタズラしていたら嫌なことが起きた、と認識します。ただ水をかけすぎないように注意してください。

水以外の方法として、音が有効です。イタズラをしている時に、大きな音を出すことで、イタズラはいけないと認識させます。
これらの方法は、イタズラをしている時に嫌なことをすることでイタズラをさせないやり方です。そのため、過剰に行うことでネコちゃんがストレスに感じることもありますので、注意が必要です。

 

イタズラをされても良い環境作り

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イタズラを防止する環境づくりはもちろん大切ですが、イタズラを完全になくす事は難しいです。
そのため、イタズラされても問題のない環境を整えてあげるようにしましょう。

ネコちゃんの習性上、高いところに登ったりすることを好むため、高い場所に落ちそうなものや落ちたら危険なものは置かないようにしましょう。

また、観葉植物や花瓶なども、倒されても問題ない場所に置いたり、そもそもイタズラ出来ない場所に移動することも検討しましょう。
愛猫の行動スペース内にある、ケーブルやコードなどは配線カバーなどを用いて、愛猫にイタズラされないようにようにすることも大切です。

キャットタワーや爪とぎを用意したり、おもちゃを使って遊んであげることで、ストレス発散にもなり、イタズラがされにくい環境を作ることもできます。

 

まとめ

ここでは、ネコちゃんがなぜイタズラをするのか、イタズラに対しての対応策についてご紹介しました。

イタズラをしてしまうのは、ネコちゃん達の本能からくる行動であることが原因としてあります。ネコちゃんは他の動物よりも行動範囲が広いため、愛猫が生活する場所にはできるだけ物を置かないように工夫する必要があります。

イタズラをやめさせる方法も、もちろんありますが、できるだけ愛猫にイタズラされない工夫と、イタズラされても問題ない環境作りを整えてあげましょう。

 

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