自宅で過ごす時間が増えたことによって、新たにワンちゃん、ネコちゃんを迎え入れようと考えている方も多いでしょう。
どんな子を迎え入れたいかは各家庭により異なりますが、どの犬種・猫種が人気があるのかというトレンドも気になるところですよね。
そこ今回は2020年版として公開された、ペットの保険会社による「人気飼育犬種・猫種ランキング」調査の結果をご紹介します。
まず、ワンちゃん部門のトップ10を見てみましょう。
1位に輝いたのは「ミックス(12㎏~16㎏の小型犬)」で、全体の20.3%でした。2017年の調査開始以来、ミックスが首位を獲得するのは初めてです。
最近では、異なる純血種を掛け合わせたミックスが人気で、ペットショップやブリーダーでも見かけるようになりました。
なかでも、チワワ×トイ・プードルの「チワプー」や、ポメラニアン×ミニチュア・ダックスフンドの「ポメックス」などは高い人気を誇っています。
小型犬ならではの、ぬいぐるみのようなかわいい姿はもちろん、2つ種の特徴を兼ね備えた魅力に夢中となる人が増えているようです。
また、兄弟でも大きく容姿が異なるように、純血種の特徴の現れ方に個性がある点も人気の秘訣と言えるでしょう。
対して、3年連続トップを守ってきた「トイ・プードル」は、2位にランクイン。とはいえ、1位とは僅差の20.1%で、愛くるしい見た目と賢い性格から人気の高さは健在です。
3位には前年と同じく「チワワ」が12.0%でランクインしました。
以下10位までも前年と同じ結果になり、人気の傾向に大きな変化は生じていないことが分かります。
日本の住宅事情などから、飼いやすい小型の犬種の人気が高いようです。
続いてネコちゃんの人気トップ10を見てみましょう。
純血種同士を組み合わせて生まれたネコちゃんや、日本猫、雑種猫を含む「ミックス」が4年連続で首位を獲得。
全体の34.3%を占め、2位以下に3倍もの大差をつけました。
ネコちゃんの場合、ペットショップやブリーダーで純血種を迎え入れるよりも、家に迷い込んできたり、保護された野良猫や子猫を家族とするケースが非常に多いためと考えられます。
次いで2位には「スコティッシュ・フォールド」が12.9%でランクイン。
垂れるように折れた耳が特徴で、穏やかで家庭的、それでいて環境の変化に順応しやすい点や人懐っこく、好奇心も強いといった点などが人気の秘訣のようです。
また、3位には2018年から着実に順位を上げてきた「マンチカン」が9.6%でランクインしました。
ネコちゃんの中では新しい品種で、脚が短いという大きな特徴があります。
トコトコ歩く愛くるしさは、ワンちゃんならダックスフンドやコーギーに近いところがありますね。
ワンちゃんの11位から30位までのランキング結果を見てみると、前年と似た顔ぶれとなっており、小型犬の人気が定着しています。
また、「イタリアン・グレーハウンド」が19位から16位にアップ、「ジャック・ラッセル・テリア」が21位から19位にアップするなど、運動量の多い犬種がやや人気上昇となっています。
今回はじめてランクインした30位の「ダックスフンド」は、成犬時に胸囲が35cm以上になるスタンダードサイズのダックスフンドで、体重では10㎏近くなる子もいるようです。
続いてネコちゃんの11位から30位をみてみます。
こちらも順位に若干の変動はあるものの、上位の顔ぶれは前年とあまり変わりありません。
ワンちゃんと異なる点としては、ネコちゃんの場合は大型種の人気も継続して高いままです。
また、折れ耳が特徴の「スコティッシュ・フォールド・ロングヘア」は前年23位から18位にランクアップ。
対して、同じスコティッシュで立ち耳の「スコティッシュ・ストレート」も、前年26位から19位へ大躍進を遂げました。
どちらも丸い輪郭に小さめの耳がかわいらしく、人気が高まっているようです。
皆さんが思い浮かべる人気犬種・猫種と比べてみて、いかがでしたか?
犬種や猫種によって性格や身体的特徴が異なるため、人気だけでなく私たちのライフスタイルに合っているかなどを考えて、お迎えしたいですね。
最近では、保護犬・保護猫を受け入れる方も多く、SNSや動画配信などを活用した「オンライン譲渡会」が活発に開かれるようになりました。
こうした背景からも「ミックス」のワンちゃん・猫ちゃんが多くなっていると考えられますね。
参考リンク
PR TIMES
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