日に日に気温も上がり、心地よい季節となりました。ブッチのオフィスには、季節ごとにいろいろなお電話がかかってきます。
春の時期には「新しく子犬を迎えたのでブッチを試してみました!」というようなうれしいお声が届きます。
そんな中、ある日ご愛犬の食欲不振を感じるオーナー様からご相談をいただきました。
獣医師のクアク先生にお話をお伺いしながら、解決できた今回のご相談。同じお悩みのお客様のお役に立てばということで、ここで皆様にもご紹介いたします。
お客様:冬の間はいつも通り大好きなブッチを完食していたけれど、気温が暖かくなるにつれて食べる量が減ってきて、ごはんを残すことも。何か病気のサインでは?と心配です。
スタッフ:いつもは食欲旺盛な子がごはんを残すようになったら、とても不安に感じる事かと思います。そこで獣医師のクアク美智子先生にワンちゃんの春の食欲不振について質問してみました!
『この時期の食欲不振の原因として考えられる事は大きく2つあります。
1つ目は、発情期などのホルモンが関係していることです。犬の発情期は一般的に、春と秋に来るといわれています。
発情期だった場合は、食欲の低下のほかにも落ち着きがなくなったり、攻撃的になる子など様々な変化が伴う場合があります。
食欲不振のほかに、そういった行動があるかなどを確認してみてください。
2つ目は、冬に備えた脂肪を夏に向けて落とそうとする自然のサイクルです。気温が低くなる冬は、からだの体温が下がらないように脂肪を貯めこみ、からだの体温保持を行います。
またクリスマスやお正月などのイベントでご馳走を食べる機会も多く、いつもよりカロリーを摂りすぎてしまいがち。
そのうえ、寒さから室内で過ごす時間が多くなる事で運動量が減って消費カロリーが少なくなり、太りやすくなるのですね。
なので無理におやつで補ったりなどせず、見守っても問題ないと思います。
ただ、全く食べなくなってしまったり、急激に体重変化がある場合には、かかりつけ医さんに相談してみてくださいね。』
人も季節の変わり目には体調を崩したり、変化を感じる時期だと思います。暖かくなるにつれて、少しづつ以前の体の状態に戻ろうとするのは、人もワンちゃんも同じという事なんですね!
春は寒暖差や気圧の変動が大きい季節。春になり、『日中眠くなる』『やる気がでない』などといった経験は誰しもあるのではないでしょうか?
このような症状は自律神経の乱れによって引き起こされています。このほかにも、生活環境の変化やウイルス・花粉など様々な要因にも影響を私たちは受けています。
バランスの取れた食事と十分な睡眠をワンちゃんと共に取り、春の不調を乗り越えていきましょう♪
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