日中は汗ばむ陽気の日も増え、春の訪れを少しずつ感じるようになりました。
寒さや暑さによる体へのストレスが少なく、ワンちゃんにとっても過ごしやすい季節ですよね。
春の4~6月は厚生労働省が定める「狂犬病予防注射月間」ということもあり、予防注射と併せてフィラリア予防ワクチンや、健康診断を動物病院で受けている方も多いでしょう。
そこで、愛犬の体や行動について気になる点を獣医さんへ相談できるよう、愛犬の健康状態をご家庭でチェックしてみませんか?
一緒に暮らす私たちだからこそ気付ける、愛犬の体調の変化。
取り越し苦労になればいいですが、もしもの場合には早期発見につながるかもしれません。
チェック後はスクリーンショットや印刷をして、ご相談の際にお役立てくださいね♪
健康な場合でも目ヤニや涙が出ることはありますが、長期間続くようであれば、何か異常がある可能性も考えられます。
また、瞳が白く濁って見える場合には、白内障が疑われます。加齢によって起こりやすいイメージを持ちますが、白内障は遺伝を要因に6歳以下で発症するケースも多いため、年齢に関係なく気になる場合は動物病院へ相談をしましょう。
耳の掃除やケアを行う際、耳の中の色や匂いをチェックするようにしましょう。
耳はとてもデリケートな器官なので、ケアによって傷がつき外耳炎の原因となることも。お手入れの際は力を入れ過ぎず、目で見える範囲だけを行うようにしましょう。
ワンちゃんの鼻は健康であっても、潤った状態や乾燥した状態を繰り返します。しかし、乾燥状態が数日続くようであれば、皮膚疾患や脱水症状などが疑われます。
口内のトラブルの多くは、歯磨きなどのオーラルケアによって予防することができるため、習慣化しましょう。
また、舌が紫色になっているのは、血液中の酸素が低下するチアノーゼを起こしているサインです。
舌が白色になっている場合には、低血糖状態が疑われます。どちらも命に関わる緊急性の高い状態のため、動物病院へ相談し、指示をあおぎましょう。
春はスギやヒノキなどの花粉が多く飛ぶ季節。ワンちゃんも花粉症にかかるため、体を痒がる、鼻水や涙がいつもより多いなどの変化が見られる場合には、スギなどがある道の散歩を避け、花粉を室内に持ち込まないように注意しましょう。
「うんちは健康のバロメーター」と言われるように、うんちはワンちゃんの体調に左右されます。
おしっこも同様に、愛犬の健康状態を把握する手立てとなります。排泄物の状態や回数など、毎日しっかりチェックするようにしましょう。
ワンちゃんの飲水量とおしっこの排泄量が急に増えた場合には、腎機能の低下などが考えられます。
食後や運動の後にたくさん飲むようであれば問題ありませんが、1日に体重1kgにつき90mlを超える量を摂取するようであれば、動物病院へご相談を。
眠い時や緊張した時にするあくびですが、パピーや超小型犬があくびを繰り返す場合には、低血糖や貧血を起こしている可能性も考えられるため注意が必要です。
日々の生活の中で「最近、愛犬の〇〇が気になる」と思っていても、いざ動物病院へ行くとすっかり伝え忘れてしまったなんてこと、ありますよね。
ですが、もし愛犬が何かの病気や怪我をしていた時、私たち飼い主だからこそ早期に気付けることもあるので、気になる点は獣医さんへご相談することをおすすめします。
また、春は学校や仕事などで私たち人間の生活の変化が起こりやすい季節でもあります。
ワンちゃんは飼い主さんの変化を敏感に感じ取るため、一緒にリラックスできる時間を設けて体と心をしっかり休ませてくださいね。
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