今年も、あつ~い夏がやってきましたね。
関東ではすでに6月中に最高気温40℃が観測されたりと、全国的にも猛暑が続いています。
そんな暑い日には、ワンちゃんにも冷たい食べ物をあげる飼い主さんも多いかと思います。
冷たい食べ物や飲み物で体の中から熱を下げることは、熱中症対策としてもとても効果的です!
しかし、だからといって冷たいものを与え過ぎてしまうのも良くありません。
ワンちゃんも人間と同じ様に、冷たいものを食べ過ぎてしまうと、内臓の機能が低下し消化能力が落ちて、食欲低下となり、結果的に夏バテになってしまいます。
また、暑い屋外と涼しく冷えた室内を行き来する頻度が多くても、自律神経が乱れて夏バテを引き起こす原因となることも!
夏の暑さや、冷房のあたり過ぎでクーラー疲れしてしまったワンちゃんに、体の中のバランスを整えるのにぴったりな食材を使った『薬膳ブッチ』をご紹介♪
暑い夏を乗り越えて元気に秋を迎えられるよう、今から体調を整えていきましょう!
薬膳と聞くと、「難しそう…」「薬を与えるの?」といったイメージを持たれる方もいるかもしれません。
元来、薬膳とは中国で古くから伝わる、病気の予防などを目的とした料理のことで、食材には薬と同じような効果があるとされています。
また、体や心のバランスを取ることが健康の秘訣であるという考えが元になっており、簡単にお伝えすると“体調に合わせて作って食べる”ごはんの事です。
必ずしも薬を使うわけではなく、旬の食材や今の体調に足りないものを補った素材を使って作る献立をイメージすると分かりやすいかもしれません。
薬膳では、食材は「五性(寒性・涼性・平性・温性・熱性)」に分けられると考えられています。
まずは「五性」の特徴と、代表的な食材をご紹介します!
私たちも体調を整えるために積極的に摂る食べ物などがありますよね。
ワンちゃん達にも、暑い夏を元気に過ごして貰えるように、夏にオススメの食材を使った薬膳ブッチの作り方と、使用する食材の特性をご紹介します。
2.角切りにしたブルー・レーベルを2~3時間、冷凍庫に入れてシャーベット状に
3.きゅうりはヘタの部分をカットし、断面同士をくるくると擦り合わせてアク抜きを
※えぐみや苦みが抜けて、食べやすくなります
4.ハト麦と輪切りにしたきゅうりを、シャーベット状のブルー・レーベル加えて完成!
使用する食材の特徴
キュウリ:涼性
水分を多く含んでいるので、体の熱を冷ます効果があります。
水分補給としてもオススメですが、お腹がゆるくならないように与えすぎには注意しましょう。
ハト麦:涼性
体の熱を取る効果が期待できます。
カルシウム・ミネラル・食物繊維も多く含まる栄養価の高い食材です。
とにかく暑い日には、体の中から熱を取ってくれる食材を使ってみましょう。
今回、ハトムギは茹でて使うタイプのものをご紹介しましたが、パウダー状でそのまま使えるものもあるのでそちらもオススメです◎
作り方
1.ホワイト・レーベルを電子レンジで温める
※100gのブッチは、500wで20~30秒が目安です
※温め過ぎると溶け出してしまうので、様子を見ながら加熱しましょう
2.お湯や電子レンジで加熱した生姜を細かく刻む
3.蒸かしたさつまいもを角切りにする
※皮つきのまま与えることで食物繊維の摂取量もアップできます
4.ホワイト・レーベルに生姜とさつまいもを乗せて完成!
使用する食材の特徴
生姜:温性
お腹を温めて胃腸の調子を整え、食欲を増進させる働きがあります。
初期の冷えにもオススメで、食中毒予防にも期待できますよ。
さつまいも:平性
胃腸の働きを回復させ活発にする作用があるとされています。
疲れている時や便秘の改善の際に摂りたい食材です。
クーラーなどで体が冷えてしまった時は、優しく体を温めてくれる食材でバランスを整えてみましょう。
生姜は他の食材に比べ刺激が強い為、与え過ぎには注意して下さいね。
初めて生姜を与える際は少量から与えてみて、与えた翌日には便の調子をチェックしてあげましょう。
体が熱い時は、涼性や寒性のものを出来るだけごはんに取り入れましょう。
反対に体が冷えている時は、これ以上冷やさないように平性や温性、熱性の食材を使ってみてください。
ただし、夏バテで体力が著しく落ちてしまっている際には、消化に時間の掛かる熱性の食材の取り過ぎには注意して下さいね。
愛犬の体調を見ながら、旬の食材を使ったりして季節を楽しむのもお忘れなく♪
秋へ向けて、夏の疲れを残さないよう、食べ物で体調を整えてみてはいかがでしょうか。
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