白菜や大根!ワンちゃんにオススメの冬野菜

白菜や大根!ワンちゃんにオススメの冬野菜

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近年は温室栽培などで、1年中さまざまな野菜を食べることができます。
しかし、旬の野菜にはその季節に必要な栄養素が豊富に含まれているもの。
通年食べられるものでも、やはりその季節に口にすることに意味があります。

冬野菜の中には、ワンちゃんが食べても安心な野菜がたくさん。
愛犬の健康のために、栄養いっぱいの野菜を積極的に食事に取り入れたいですよね!

今回はワンちゃんにおすすめの冬野菜についてご紹介します。

 

冬野菜のおすすめポイント

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寒い冬に食べる野菜は、ほとんどが過熱して食べることがオススメされており、そのために体を中から温めることができます。
また、ビタミンCが豊富に含まれているため、寒い冬にかかりがちな風邪の予防にもぴったりです。

愛犬の冬の健康管理に関わってくる効能がたっぷりの冬野菜。
上手にごはんに取り入れたいものですが、どのような野菜がオススメなのでしょうか。
ワンちゃんのごはんにピッタリの冬野菜を、与え方も含め確認していきましょう。

 

白菜

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白菜は鍋料理などに使用され、冬を代表する野菜のひとつ。
加熱して食べることで体を温める効果を発揮します。

 

白菜に含まれる栄養素

白菜は95%が水分ですが、ビタミンやミネラルなどがバランスよく含まれています。

中でも、植物繊維は胃腸の動きを活発にする作用があるので、便秘気味のワンちゃんに与えると効果的です。

カリウムは、血液の濃度を一定に保つことで血圧の調整を行います。

カルシウムは、骨や歯の形成に関わります。心臓や筋肉の収縮にも関与していますので、運動量が多いワンちゃんにとって白菜は本当にオススメな野菜です。

そのほかには抗酸化作用があるβ-カロテンやビタミンCなども含まれています。

 

白菜の与え方

白菜は歯ごたえが良くうま味もあり、生のままでシャリシャリと食べるのを好むワンちゃんもいます。
しかし、シニアのワンちゃんには火を通し柔らかくして与えましょう。
また、生で与えると体を冷やす効果があるため、冬場はどんなワンちゃんでも、茹でたり蒸したりして与えるのがおすすめ。

白菜はカロリーが低いため、ダイエット中の愛犬の量増し食材にも最適です。
茹でたものを細かく刻み、いつものフードにトッピングして与えましょう。

 

白菜の適量

白菜をワンちゃんに与えるときの1日の適量は、小型犬で手のひら1枚分、中型犬で手のひら2枚分、大型犬で手のひら3枚分を目安にしてください。

 

大根

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大根おろしやお鍋など、色々な料理で大活躍の大根も、冬野菜の代表です。
白菜と同様に、生のままだと体を冷やしてしまう一方、加熱することで体を温める効果を発揮します。

 

大根に含まれる栄養素

大根の葉の部分にはβ-カロテン、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。
免疫力アップや疲労回復に効果があります。
大根の白い根の部分には、アミラーゼという消化酵素が含まれており、胃腸が弱っているときなどの消化を促進します。

 

大根の与え方

大根の根の白い部分は生でも与えることができますが、葉の部分は生のままだとあまり消化に良くないので、必ず加熱処理をして与えるようにしましょう。

葉や根どちらの部位も、小さく刻んで与えるようにしてください。
また、根の部分は場所によって辛みの強さが変わります。
根の下の部分の方が辛みが強く、葉に近い部分の方が辛み成分は少ないので、ワンちゃんには葉に近い部分を与えるのがおすすめ。
根の下部分は生で食べると辛みを感じてしまい、好むワンちゃんは少ないです。
出汁などで煮てあげたほうが食べやすいでしょう。

 

大根の適量

水分が多い大根は与えすぎると下痢をする場合があるので、下記の量を参考に与えすぎには注意しましょう。

・体重5kg以下:約10~25g
・体重5~10kg以下:約25~50g
・体重10~20kg以下:約50~100g
・体重20kg以上:約100g

 

 

小松菜

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小松菜も冬が旬の野菜。
ほうれん草に見た目は良く似ていますが、アクの素となるシュウ酸の含有量がほぼ無いため、よりワンちゃんに与えやすい野菜です。

 

小松菜に含まれる栄養素

小松菜には鉄分・β-カロテン・ビタミンC・ビタミンE、カルシウムなどが含まれています。
ワンちゃんは体内でβ-カロテンをビタミンAに合成することができ、抗酸化作用のほか、皮膚や粘膜を丈夫にする効果があります。
また、カルシウムは骨や関節の健康に効果があり、積極的に摂取したい栄養素です。

 

小松菜の与え方

小松菜も水分が豊富で約94%を占めています。

小松菜をワンちゃんに与えるときは、細かく刻み出汁などで茹で、ドライフードに混ぜて与えるのがおすすめです。
生のままだと長い繊維質が消化に負担をかけるため、必ず茹でて与えるようにしましょう。
また、茹でることでシュウ酸を取り除くこともできます。

小松菜に含まれるβ-カロテンは油脂との相性が良く、吸収率がアップするので、オリーブオイルやサーモンオイルを少し混ぜて与えるのもおすすめです。

 

小松菜の適量

小松菜をワンちゃんに与えるときは、下記の量を参考にしてください。

・体重5kg以下:約125~249g
・体重5~15kg以下:約286~569g
・体重15~20kg以下:約570~700g
・体重20kg以上:約706~1404g

 

 

れんこん

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れんこんもワンちゃんに与えても良い冬野菜のひとつ。
シャキシャキとしており、その食感を好むワンちゃんは多いです。
でんぷんを豊富に含んでおり、体をあたためてくれます。

 

れんこんに含まれる栄養素

れんこんにはビタミンCとポリフェノールが豊富に含まれていて、疲労回復・老化防止・免疫力アップなどの効果があります。

またれんこんのぬめり成分には胃腸の粘膜を保護する作用があり、植物繊維は腸内環境を整えてくれます。

 

れんこんの与え方

れんこんは火を通しても硬いため、生のまま、大きいまま与えるのは危険です。
皮を剥き、細かく刻むかすりつぶすようにしてから、愛犬に与えましょう。
すりおろして小さなお団子にし、スープに入れると、ワンちゃんも食べやすいですよ。

 

れんこんの適量

れんこんは食物繊維がたっぷり含まれているため、食べ過ぎると下痢などを引き起こしてしまいます。
愛犬にれんこんを与えるときは、与えすぎに注意して下記の量を参考にしてください。

・体重5kg以下:約28~57g
・体重5~15kg以下:約65~129g
・体重15kg以上:約160~319g

 

 

ブロッコリー

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ブロッコリーは、サラダなど普段の食事に多く取り入れている方は多いかと思いますが、ワンちゃんも食べることができる冬野菜です。
寒くなるにつれて甘みが増し、冬は特に美味しく食べることのできる野菜なんですよ。

 

ブロッコリーに含まれる栄養素

ブロッコリーにはビタミンCが豊富に含まれており、その含有量はレモンの倍と言われています。
ビタミンCは活性酸素の働きを制御して、免疫機能の維持効果や、コラーゲンの生成も助ける効果があります。
そのほかにも、ブロッコリーはミネラルや植物繊維なども豊富に含んでいます。

 

ブロッコリーの与え方

ブロッコリーをワンちゃんに与えるときは生のままだと消化に悪いので、加熱してから与えるようにしましょう。
喉に詰まらせないように子房に分け、細かく刻んで茹で汁をスープにして与えると、お腹を温めることができます。

ブロッコリーは茹でるとビタミンなどの栄養素が流れ出るので、茹で汁を使用しないときは蒸したり、レンジで加熱するのもおすすめです。

茎には栄養素が凝縮していますが、とても固いので与えるときは皮を厚めに剥いてからしっかりと加熱してください。

 

ブロッコリーの適量

ブロッコリーをワンちゃんに与えるときは下記の量を目安にしてください。

・体重5kg以下:中房5~10個
・体重5~15kg以下:中房10~20個
・体重15kg以上:中房20~40個

 

 

まとめ

今回はワンちゃんが食べることができる冬の野菜についてご紹介しました。
うま味と栄養素がぎっしりと詰まった冬が旬の美味しい野菜を食べることで、ワンちゃんも寒い冬を元気に乗り越えることができると良いですね。

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