大切な家族である愛犬や愛猫。
彼らの生活に対し、飼い主さんは年間どのくらいのお金を使っているのか意識をしたことはありますか?
何に対しどのくらいの支出があるのか振り返ると、コロナの影響を受けた2020年度とその前年度での差が見られるかもしれません。
今回はペット保険会社の調査で行われた「ペットの支出に関するアンケート調査」の結果をご紹介します。
2020年におけるペット関連の合計支出はどのくらいの金額であったかのアンケートでは、ワンちゃんと暮らす人では「5万円以上から10万円未満」が最多で34%、ネコちゃんと暮らす人では「5万円未満」が42%が最多という結果に。
前年度の年間合計支出の比較では、どちらも大きな違いは見られませんでした。
2020年のペット関連支出を前年度と比べた場合の変化については、ペットと暮らす人全体の71.2%が「変わらない」と回答していることが分かります。
その一方、「増えた」と回答した愛犬家は26.5%、愛猫家は26.1%でした。
前の年と比較すると、やや増加している傾向にあります。
「増えた」と回答した方に、何にかける費用が増加したのか調査したところ、「病気やケガの診療費」との回答が、ワンちゃん・ネコちゃんどちらも最多となりました。
また、ネコちゃんの飼い主さんの回答では、「フード・おやつ」も同率に。
前年度と比べると、「フード・おやつ」はワンちゃん・ネコちゃんどちらも増加傾向であることがわかりました。
さらに、増加した支出額について尋ねると、ワンちゃん・ネコちゃんどちらの飼い主さんも「1万円以上から3万円未満」の回答が最も多くなりました。
2020年は新型コロナウィルスの流行により、生活が大きく変化した1年でした。
そこで飼い主さんに、『新型コロナウイルス感染拡大の影響により、増加したペット関連支出はありますか?』と質問してみたところ、ワンちゃん・ネコちゃんどちらも「フード・おやつ」が最も多い回答に。
続いて「おもちゃなどの遊び道具」、「体調不良に伴う診療費」の順となりました。
おうち時間が増えたことにより、ペットの喜ぶもの、よりこだわったものにお金を使うようになったことが考えられます。
また、2021年のペット関連支出は増えそうかという質問には、ペットと暮らす人全体の73.0%が「変わらなそう」と回答しています。
しかし、ワンちゃんの飼い主さんは「増えそう」と回答した人が約25%に上り、4人に1人が支出が増加しそうだと予想しています。
2021年のペットに関する支出が「増えそう」と答えた飼い主さんに、どのような支出が増加しそうか尋ねたところ、ワンちゃん・ネコちゃん共に、「病気やケガの診療費」の回答が最も多いことが読み取れます。
「病気やケガの診療費」を選んだ飼い主さんに理由を尋ねてみると、「高齢になってきたため」「老齢に伴い検査、治療回数が増えるため」などの回答が多く聞かれました。
今回の調査では、前年度と比べ全体支出としては大きな変化が見られなかったものの、内訳では「フード・おやつ」の割合が増加しており、これはコロナ禍であることが影響しているためではないかとの見方が強いです。
また、2021年度の増加する支出予想では、「病気やケガの診療費」や「ワクチン・健康診断などの予防費用」が高い割合を占めています。
飼い主さんに理由を尋ねると、「ペットと一緒にいる時間が増え、体調管理に注意を払うようになったため」「ペットの健康により敏感になり、健康診断などの予防にもお金をかけたいと思うようになったため」など、こちらもペットと一緒にいる時間が増えたためというコロナ禍ならではの影響が見受けられました。
これまでと生活様式が変化した方も多くいらっしゃる今、改めてペットの支出を見直してみるのも良いかもしれませんね。
参考リンク
PR TIMES
この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪
ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。