飼い主さんが旅行や出張などで、自宅を長期間留守にすることがありますよね。
ペットを一緒に連れていけない場合、ペットだけでお留守番をしてもらうことになります。
留守中は友人に預けたり、ペットホテルを利用したり、ペットをひとりにしないための方法は様々ですが、ペットシッターという方法があることをご存じでしょうか。
今回はペットと暮らす飼い主さん100人を対象に行われた、ペットのお留守番に関するアンケート結果をご紹介します。
ベビーシッターという言葉をよく耳にすると思いますが、ペットシッターは人間の赤ちゃんではなく、ペットが対象となります。
ペットシッターの仕事は、飼い主さんが自宅を留守にする際に飼い主さんに代わって食事や散歩、トイレの掃除などペットの世話をすることです。
自宅を留守にする際、ペットホテルに預けることもできますが、ペットにとっては見知らぬ場所よりも自宅の方が安心できるという子もいますよね。
また、ペットホテルなどの限られたスペースで生活させることを不安に感じる方もいるかもしれません。
そこで、ペットシッターへの依頼も選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。
大切なペットをお願いすることはもちろん、自宅の鍵を預けなくてはいけないため、信頼できるペットシッターを事前に見極め、お願いすることをおすすめします。
アンケート対象者に、留守番の時どこを頼るかという質問では「ペットホテル」が最多回答の26%、次いで「知人・友人に預ける」の25%で、「知人・友人に来てもらう」が18%となりました。
現状では「ペットシッター」という回答はわずか1%で、認知度の低さや利用が進んでいない現状がわかる結果となりました。
また、これまでにペットにお留守番させることになった理由を尋ねると、「旅行」が59%で最多、2位が「出張」の8%、3位に「入院」の7%となりました。
一方、ペットシッターの利用者の場合、休日では旅行が多いのですが、平日では出張のために依頼する方が多いようです。
仕事によっては避けられない出張がある中で、ペットシッターに留守を預けることができるのはとても心強いですね。
愛犬・愛猫にお留守番をさせた経験がある人は、全体の89%で、その期間は「1泊」が最多の72%、「2泊」が20%で、「3泊」「4泊以上」はどちらも4%でした。
今回の結果では圧倒的に1泊が多くなっていますが、じつはペットシッター利用者がお留守番させる日数は、1泊よりも2泊・3泊といったケースが多いんです。
自宅であれば、より安心してお留守番してもらえると考える方が多いのかもしれません。
また、最近ではペット用のWebカメラで様を見ながら緊急事態が発生した際にペットシッターを利用するというスタイルをとる方もいるようです。
これなら、来客が苦手なペットでも、安心してお留守番させることができますね。
ちなみに飼い主さんの入院などのやむを得ない理由により、数カ月といった単位でのペットシッター利用をされる方もいます。
大切な家族であるペットと長く離れることは避けたいものですが、本当に困った時にできる限りペットに負担をかけないよう、あらかじめ考えておかなくてはなりません。
今回のアンケート対象者が飼育しているペットは、「犬」が45%で最多、「猫」が30%で2位になり、やはりこのトップ2で全体の4分の3を占めています。
「犬と猫」の両方がいる人も7%あり、ほかに「鳥類」の6%、「小動物」の3%、「ウサギ」が2%で、「犬と猫と小動物」といった人も2%ありました。
ペットシッターの利用者では、飼育している人が多いワンちゃんの依頼は安定して数があるそうですが、ここ10年でネコちゃんの依頼が圧倒的に増えているといいます。
ネコちゃんは環境の変化にとても弱く、新しい場所に身を置くことで大きなストレスがかかりやすいと言われており、ペットシッターの利用者が増えていると見られます。
また、安全のため完全室内飼育をする家庭が増えていることも少なからず影響があるかもしれません。
現時点ではペットシッターの認知度はまだまだ低い状況です。
しかしペットシッターを利用するメリットはお留守番中もペットが自宅で過ごせることと、知識あるペットシッターが世話をしてくれるという安心感ではないでしょうか。
ペットだけのお留守番が必要な場面を想定して、お留守番時はどうするのか、ペットシッターというサービスもよく知った上で、頼れる先を見つけておくと良いですね。
参考リンク📝
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