これからワンちゃんを迎えようと検討している方や、既に飼っている方も、飼いたい・飼っている犬種がどれくらい人気があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
トレンドが分かることはもちろんですが、人気の犬種であれば、その種に特化したグッズなどのアイテムも充実しやすいんです。
例えば、フレンチ・ブルドッグはマズル(鼻口部)が短いために普通の食器では食べにくかったり、熱さに非常に弱いという悩みを抱えています。
ですが、人気犬種ということもあり、今ではフレンチ・ブルドッグ専用の食器や、首を冷やすためのクールネック等がたくさん販売されています。
これから家族に迎えようとしている方は、そういった点も含めて検討してみてはいかがでしょうか?
今回は、2020年2月に発表された「人気犬種ランキング2020」を基に、最新の人気犬種についてご紹介します!
ランキングの1位に輝いたのは、「トイ・プードル」。
2位に5,000頭以上の差をつけ22,544頭にのぼり、全体の20.7%ものシェアを記録しました。
2010年から続く高い人気は今もなお衰えることなく、今回で11連覇達成となりました。
ぬいぐるみのような愛らしさで世代を問わず人気があり、物覚えがよく賢いこと、被毛が抜けにくいこと、無駄吠えが少ないことなどもポイントとなっています。
まさに現代の生活にマッチしやすい特性を備えたワンちゃんなのでしょう。
2位は、こちらも安定した人気を誇る「チワワ」です。
17,156頭で全体の15.7%のシェアを獲得しました。
平均的に1.5~3㎏程度と言われる小さな体に、まんまるな大きな瞳が魅力的ですね。
また、毛質や毛色にもバリエーションがあり、好みの子を見つけやすい点も根強い人気を支えていると考えられます。
3位には「MIX犬(10キロ未満)」がランクインしました。
13,109頭でシェア12.0%となり、トップ3までが1万頭超を超える結果となりました。この3犬種を合計すると全体の半数近いシェアにのぼります。
小型MIX犬は、トイ・プードルとチワワ、ミニチュア・ダックスフンドとポメラニアンというように、小型犬の純血種同士をかけ合わせた子が台頭してきています。
他のどの子とも違う個性的な外見という点が、人気の大きな理由になっているようです。
以下、4位は「柴犬」、5位に「ミニチュア・ダックスフンド」、6位「ポメラニアン」、7位「ミニチュア・シュナウザー」などと続きます。
トップ10はほぼ昨年と同様の結果で、9位の「フレンチ・ブルドッグ」と10位の「シー・ズー」に入れ替わりがみられたのみでした。
上位は変化が少ない近年ですが、長期的トレンドでみると2012年に28位だった「イタリアン・グレーハウンド」は、今回の2020年版で18位にランクアップ、10ランクもの上昇をみせました。
また、ふわモコで可愛いと評判の「ビション・フリーゼ」も、30位から24位と人気になってきています。
ビション・フリーゼは、TV CMでの起用も人気を呼んでいる要因の可能性があるとみられました。
11位から30位の結果をみると、大型犬が昨年4犬種のランクインしたのに対し、今年は5犬種に増加。中には大きく順位を上げた犬種も見受けられました。
その代表は「ラブラドール・レトリバー」で、2019年ランキングでは21位でしたが、今回15位にジャンプアップしています。
「ゴールデン・レトリバー」や「ボーダー・コリー」、「秋田犬」もそれぞれ順位をアップさせました。
30位の「シベリアンハスキー」は、昨年32位の圏外から、ベスト30入りを果たしています。
日本の典型的な住環境から、ペットショップの取り扱いは小型犬中心となっていますが、大型犬種に心惹かれ、ブリーダーさんから直接迎える方も増えているようです。
このように社会の変化、時代の変化により、トレンドが変化していく犬種ですが、個々に注目すればどのワンちゃんも魅力的で、それぞれ歴史に紐付く種としての特性を持ち合わせています。
個性や特性について理解を深めながら、ともに家族として心地よく暮らせるライフスタイルを築いていけるといいですね。
(ランキング画像はプレスリリースより)
参考リンク📝
PR TIMES
この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪
ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。