ワンちゃんはおやつが大好き!喜んで食べる姿を見ると、こちらも幸せな気分になりますよね。
とはいえ「適量はどのくらいか」「どんな時にどんなおやつを与えるべきか」を正しく知っている人は、意外と少ないかもしれません。
そこで今回は、おやつの種類と、目的にあわせた与え方をご紹介します。 ぜひ、おやつを選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
ガム状のものから液状のものまで、犬用のおやつにはたくさんの種類があります。
愛犬が好むものを探しながら、目的別に使い分けてみましょう。
ボーロやビスケット、またはジャーキー、チーズなど、形状が小さく食べやすいのものは、しつけのご褒美などに少量だけ手軽に与えることができるのが特徴です。
ただし、嗜好性を高めるために砂糖や香料が使われていることもあるため、原材料やカロリー、成分などもしっかりチェックして選びましょう。
愛犬に「もっとおやつをちょうだい」と要求された場合は、くれぐれも与え過ぎには注意しましょう。
噛むことで、歯についた歯石を落としやすくするおやつです。
細い繊維状になっているタイプが多く、噛むと繊維がほどけ、歯についた汚れをこすり取ります。
ソフトタイプやハードタイプなど、固さにも種類があるので、愛犬の年齢や与える状況に応じて選んであげましょう。
鶏肉や牛肉、またアキレス腱や野菜を乾燥させた物など、種類も豊富です。
肉類やアキレス腱を乾燥させたおやつは固いので、長い時間をかけて噛むことでストレスの発散にもなります。
野菜を乾燥させたタイプは、食物繊維が手軽に摂れるのも嬉しいポイントです。
主に牛皮などを骨型や棒状にしたおやつです。
ミルクやチーズ、お肉のフレーバーなどがついてるので嗜好性が高く、人気があります。
おやつの中でも最も固いのがこの「ガム」。
噛むことでストレス発散や歯石の除去にも役立ちますが、歯の弱くなった老犬に与える際は気をつけましょう。
また仔犬でも、6か月未満の場合は避けるようにしましょう。
そもそも、おやつは与える必要があるのでしょうか?
基本的にはドッグフードだけで必要な栄養やカロリーはまかなえるため、栄養面から考えると、おやつは必須ではありません。
しかし、おやつは愛犬にとって大きな楽しみの一つです。
また、目的に応じて適量を与えることは、私たちにも愛犬にも良いことがたくさんあります。
・しつけをする時のご褒美
・デンタル(歯磨き)のため
・知恵遊びのアイテム
・犬のストレス発散
では、目的別で詳しくみていきしょう。
「おすわり」「待て」など、愛犬の安全を守るために必要なしつけのためにおやつを用いることは、とても効果的です。
始めは飼い主さんの指示の内容が分からなくても、成功した時におやつがもらえると理解することで覚えが早くなったり、集中力が増したりします。
指示した行動ができるようになったら徐々におやつの量を減らしていくと、おやつなしでも行動できるようになっていきます。
【オススメなおやつの種類】
・ドッグフード
・クッキーやボーロ
・ジャーキー、チーズ
・小さく成形した野菜や果物
食後、歯にフードが付着したままの状態にしていると、歯石が溜まるなどの口内トラブルにつながります。
毎食後歯みがきをしてあげるのが理想ですが、歯みがきを嫌がるワンちゃんも多く、十分な時間が取れないことも多いですよね。
そこで活用したいのがデンタル効果のあるおやつ。
食後の習慣にすることで、楽しみながら口内環境を整えることができます。
【オススメなおやつの種類】
・ガム
ペット用のおもちゃには、中に入れたおやつを取り出す知恵遊びができるものがあります。
犬の習性をいまく利用し、中に入れたおやつは簡単に取り出せない仕組みになっています。
お留守番時の退屈しのぎや、また飼い主さんとの宝探しゲームなど、活用シーンも様々。
たくさんのおやつを与えなくても、探究心を刺激することで高い満足度を得ることができるのも特徴です。
【オススメのおやつの種類】
・ドッグフード
・クッキーやボーロ
適度におやつを与えることは、愛犬のストレス発散にも大きく役立ちます。
例えば噛んではいけないものを繰り返し噛んでしまったり、お留守番をさせると必ずいたずらをしてしまうといった行動を取る場合、ストレスが原因になっていることも。
そんな時は、一人でも遊びながら楽しめるおやつが役立ちます。
嗜好性の高いものや噛みごたえのあるようなものを用意すると良いでしょう。
固いおやつの中には、家族目の届かないところで与えることをオススメしていないものもあるので、注意書きを読んでから与えてくださいね。
【オススメなおやつの種類】
・乾燥タイプのおやつ
・ガム
おやつは、通常のごはんに加えて与える形になるので、カロリー過多にならないよう注意が必要です。
おやつを与えた分はごはんの量を減らすなどして、カロリーを調整しましょう。
おやつのパッケージの裏に書かれている供与量を目安にすると便利です。
固さや種類によっては、老犬や仔犬には適さないものも。
適齢年齢を必ず確認し、ぴったりなものを選ぶと安心です。
愛犬のおやつの目的と種類について、お伝えしてきました。
適量であれば、愛犬とのしつけやコミュニケーションの際にとても有効なおやつ。
何より、愛犬にとって、おやつをもらう時間は幸せなひとときですよね。
目的や種類別に与える量をしっかりコントロールして、楽しいふれあいの時間ために利用しましょう。
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