嬉しい効果がいっぱい!ブラッシングについて知ろう

嬉しい効果がいっぱい!ブラッシングについて知ろう

 
日頃から定期的にブラッシングを行い、愛犬のケアをしている飼い主さんは多いでしょう。
実は、ブラッシングには毛なみを整える以外にもたくさんの効果があるのをご存知ですか?

そこで今回は、ブラッシングの効果やブラッシングの種類、さらにブラッシング嫌いのワンちゃんの克服方法についてもご紹介します。

ブラッシングで得られる効果

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意外と知らないブラッシングの効果について、改めて理解していきましょう。

■皮膚トラブルを防ぐ

散歩などで外を歩くと空気中のホコリやゴミ、さらにはノミやダニといった寄生虫もワンちゃんの体にくっついてしまいます。
そのままにしておくと、皮膚トラブルを引き起こす原因になってしまうことも。

ブラッシングにはホコリやゴミだけではなくノミやダニを取り除くことができるので、散歩後に行ってあげるといいですね。
また、定期的に行うことで常に愛犬の皮膚の状態を知り、異常に早く気付いてあげるというメリットもあるんです。

■抜け毛対策

犬種によって量に違いはありますが、換毛期には大量の抜け毛に頭を抱える飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ワンちゃんの毛は自然に抜け落ちますが、定期的にブラッシングをしておけば、まき散らすことなく抜け毛をまとめて処理することができます。

このようにブラッシングは、飼い主さんの悩みのひとつである、愛犬の抜け毛対策にも有効です。

■血行促進

ブラッシングによって、皮膚の血流がよくなり、マッサージ効果を得ることができます。

皮膚をやさしく刺激することは、皮膚の新陳代謝の活性化し、皮膚トラブルの予防につながります。
 

毛を整えるイメージの強いブラッシングですが、実は多くの効果が期待できるんです。

ちょっと面倒と思っても、これを知ったら定期的にブラッシングをしてあげたくなりますね。

ブラッシングの効果

1.散歩途中に体に付いたホコリをはらうことができる
2.ノミやダニの早期発見
3.皮膚の状態をチェックできる
4.自然に抜け落ちる抜け毛を少なくする
5.毛並みがよくなりツヤがでる
6.体調管理ができる
7.血行促進
8.愛犬とのスキンシップになる

 

ブラッシングをしないとどうなるの?

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では、もし愛犬にブラッシングをしなければ、愛犬にはいったいどのようなことが起きるのでしょうか。

ブラッシングしないとワンちゃんに起きること

1.毛がからまり毛玉ができる
2.犬が体をかきむしることで傷ができてしまう
3.体調不良や皮膚の異常に気が付かずに悪化させてしまう

 

特に、毛足の長い長毛種はどうしても毛がからまりやすく、放置しておくと毛玉ができてしまいます。
「もうすぐトリミングに連れて行くし、いいかな」と思いがちですが、長い毛がからまった状態では、トリミングにも時間がかかり、ワンちゃんにはストレスになってしまいます。
たとえ毛玉ができにくい短毛種でも、体に付着したゴミやホコリでかゆみを感じると自分でかきむしってしまい傷ができてしまうかもしれません。

ワンちゃんによってはひと月に何度もお風呂に入るより、こまめにブラッシングをしてあげる方が、愛犬のストレスを最小限にケアすることができますよ。

ブラッシングの頻度はどれくらい?

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できれば毎日ブラッシングしてあげるのが理想ですが、飼い主さんが忙しいと、時間を取れないこともありますよね。

でもブラッシングは、毎回長い時間をかける必要はありません。
毎日の散歩の後に数回ブラシをしてあげるだけでも、十分効果があります。

「ゆっくり時間をかけてあげないと」と考えると飼い主さんも負担に感じてしまいますので、もう少し気楽に実践してみましょう。

どうしても毎日のブラッシングが難しい時には、毛の長い犬種であれば週に3~4回、毛の短い犬種であれば週に1~2回はブラッシングしてあげるといいでしょう。

ブラシの種類

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ブラッシングに使用するブラシは、愛犬の毛の長さによって使い分けましょう。
種類は主に次の4つに分けられます。

ブラシの種類

・スリッカー
・ラバーブラシ
・コームブラシ
・ピンブラシ

 

各ブラシについて簡単に説明していきます。

■スリッカー

細い針金が付いているので、毛のもつれやからまり、抜け毛に対処しやすいブラシです。
どの犬種にも使用できますが、毛の少ない犬種には皮膚が傷ついてしまいますので不向きです。

■ラバーブラシ

シリコン素材のため、やわらかいのが特徴です。短毛種やスムース向けのブラシです。

■コームブラシ

細長いクシ歯がいち列に並んでいるブラシで、毛の長い犬種の表面を整えるのに便利です。

■ピンブラシ

スリッカーよりも太めのピンが付いているブラシで、長い毛を整えます。

このほか、抜け毛に特化したブラシがありますが、使用頻度が多くなると皮膚を傷つけてしまうので注意が必要です。
普段のブラッシングであれば、スリッカーかコームで十分対応できるので参考にしてみてくださいね。

ブラッシングが苦手なワンちゃんへのポイント

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ここまでワンちゃんにブラッシングが必要なことをお伝えしてきましたが、ブラッシングが苦手というワンちゃんもいますよね。
これまでにブラッシングで「痛い」「怖い」といった経験があると、なおさらワンちゃんはブラッシングを嫌がり、じっとしてくれません。

だからといって無理にブラッシングをしてしまうと余計に嫌いになってしまいます。
そこで、ワンちゃんがブラッシングを嫌がらないようにするためのポイントをご紹介します。

■ブラシを見せてニオイをかがせる

使用するブラシを愛犬に確認させ、危険な物ではないということを認識させます。

■ブラシの裏側を顔の近くから体へ当てていく

いきなりブラシのクシ歯の部分を当ててしまうと、体に刺激が走り怖がらせてしまいます。
まずはクシ歯の裏側部分を、愛犬の体に当てて安心させてあげてください。

■クシ歯の部分を当てる

次にクシ歯の部分を体に当ててみます。この時いきなりブラッシングするのではなく、体に当てるだけにしてください。

■ゆっくりブラッシングしてみる

ここまできて愛犬が怖がる様子がなければ、ゆっくりとブラッシングを始めていきます。
この時、勢いよくブラッシングしたり、力をいれ過ぎないように気を付けてください。

もし途中で愛犬が嫌がる様子があれば、ブラシの動きを止めましょう。体からブラシを離すのではなくその場で制止してください。
そして愛犬が落ち着いたらまたブラッシングを開始していきます。

嫌がった状態でブラッシングをやめてしまと、次から警戒される可能性があります。
ワンちゃんが落ち着いている状態の時にブラッシングを終了してください。

初めてのブラッシングの場合には、短時間で済ますことがポイントです。
無理にブラッシングを続けてしまうと嫌な記憶が残ってしまい、抵抗するようになってしまいます。

「ちょっと物足りいかな」くらいで終わるのがおすすめです。

まとめ

ブラッシングをすることで、ワンちゃんの健康に様々な効果があることをお伝えしてきました。
ぜひ、愛犬との日々のスキンシップにブラッシングを加えてみてくださいね。

飼い主さんがリラックスしながらやさしく愛犬の体に触れてあげれば、きっと愛犬はブラッシングが好きになってくれますよ。

 

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