伸縮性?長さ?愛犬のリードを選ぶ際のポイントとは

伸縮性?長さ?愛犬のリードを選ぶ際のポイントとは

 Welsh corgi pembroke dog walking nicely on a leash with an owner during a walk in the city

 

愛犬との生活に欠かせないリード。

一概にリードと言っても、さまざまな種類があるため、「どれが愛犬に合っているの?」といった疑問を持つ飼い主さんも多いでしょう。

リードは外出時に飼い主さんと愛犬をつなぐ大切な道具。
デザインや見た目だけでなく、愛犬の性格や体格、使用する際の用途に合わせて、その都度適切なものを選ぶ必要があります。

今回は、リードの種類をはじめ、長さや素材の違いをご紹介します。
現在使用しているものが愛犬に適しているのかを再確認するとともに、リードを新調する際の参考にしてみてくださいね。

 

リードの種類

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リードは、大きく次の3種類に分けることができます。

リードの種類

・スタンダードリード
・伸縮性リード
・マルチファンクションリード

 

これらのリードにはそれぞれに特徴があり、愛犬の性格や用途により向き不向きがあります。
それぞれ特徴について詳しくご紹介していきます。

 

■スタンダードリード

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スタンダードリードはショップなどでも多く取り扱われている、一般的なリード。
先端には飼い主さんの持ち手の輪があり、反対側には首輪やハーネスに取り付けるための金具がついています。

リードの長さは商品により差はありますが、120~150cm程度のものが多く、散歩やちょっとしたお出かけなどの日常使いにピッタリです。飼い主さんが扱いやすい長さなので、リードコントロールがしやすいでしょう。

一般的に普及しているため、デザインや素材が豊富で、反射板がついているなど機能性の高いものもあります。

 

■伸縮性リード

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伸縮性リードは持ち手にスイッチがあり、リードをのばす・巻き戻す・ロックなどができます。

リードの長さは商品によって異なりますが、長いものでは10mになるものもあり、広い場所で遊びまわる時に最適。
しかし、とっさに縮めることができないというデメリットがあるため、扱いなれていないとリードをコントロールできず、周りの人やワンちゃんを巻き込んでしまうこともあるので、使用する際は注意が必要です。
とくに、往来のある車道や見通しの悪い交差点などでは、短く保ちましょう。

また、地域や場所によっては伸縮性リードの使用を禁止しているところもあるので、事前に確認が必要です。

 

■マルチファンクションリード

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マルチファンクションとは、「さまざまな機能を兼ね備えている」という意味を持ちます。
その言葉のとおり、マルチファンクションリードはさまざまな機能を兼ね備えたリードです。

両端には、ナスカンとよばれるフックがついており、長さを調節したり、ポールなどにワンちゃんを一時的につなぎとめることもできます。また、長いものであれば、飼い主さんの体にタスキ掛けや腰掛けできるため、ハンズフリーでの散歩が可能です。

1本のリードでいくつもの役割を担うので、お出かけや遠出の散歩をするアクティブ派の飼い主さんやワンちゃんに、とても役立つリードでしょう。

 

長さ別の特徴

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リードにはたくさんの種類があるだけではなく、長さも豊富です。
ここでは、リードの長さによる特徴をご紹介します。

 

■ショート

ショートリードは、多く使用されるスタンダードリードの半分ほどの短さが一番の特徴。

愛犬との距離を短く保つことができるため、ひっぱり癖や拾い食いなどを矯正するトレーニングに使用されます。また、人混みや車道など往来の多い場所でそばを歩かせるために用いる人も多いです。

リードが短いため、飼い主さんもコントロールしやすいですが、大型犬など力の強いワンちゃんの場合、瞬発的に引っ張られてしまう危険もあります。スタンダードリードと併用するなど対策をするとよいでしょう。

 

■スタンダード

スタンダードタイプは、1m台の長さのリードで飼い主さんと適度な距離を保てるため、パピーからシニアまで幅広いワンちゃんに対応できます。
はじめてワンちゃんを迎える飼い主さんも、まずはスタンダードな長さのリードから散歩の練習をすると良いでしょう。

 

■ロング

ロングリードは3~5mのものから、10m以上のものまでさまざまな長さのものが販売されています。
通常の散歩には適さないため、トレーニングやワンちゃんが走り回って遊ぶ際に使用されることが多いです。
コントロールが難しいリードなので、周りに人がいない広くて安全な場所で使用しましょう。

 

素材別の特徴

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リードは、布、ナイロン、革、金属、ラバーなどで作られています。その素材によって、それぞれの特徴があるので詳しく見ていきましょう。

 

■布製

布製のリードは、デザインも豊富で安価な商品が多いです。種類も多いので、ペットショップなどで多く取り扱いがあります。

汚れた時には洗濯することもできるので、簡単なお手入れで使用できるのは嬉しいポイントですね。
はじめてワンちゃんと暮らす方にも導入しやすくオススメですが、小さな傷みからリードが裂けてしまうこともあるので、定期的にリードの点検をしましょう。

 

■ナイロン製

ナイロン製のリードは布製同様、人気が高くデザインも豊富に販売されています。

布製のリードに比べると耐久性が高いので、長期的な使用が可能です。
また、他の素材に比べ軽量のものが多いため、扱いやすいのが特徴のひとつと言えます。

 

■革製

革製のリードは、高級感があり耐久性も高いことが特徴として挙げられます。

一方で、水に弱いという一面があるため雨の日の散歩やアウトドアには不向きです。
水濡れしてしまうと、ひび割れて切れてしまうことがあるので、十分に注意しましょう。

 

■金属製

金属製のリードはとっても丈夫。散歩中にリードを噛む癖のあるワンちゃんに適しています。

一方でリードそのものの重さがあるので、リードコントロールに慣れていない飼い主さんや、小型犬のワンちゃんだと扱いづらいかもしれません。
また、金属は濡れると錆びてしまうので、保管に注意しましょう。

 

■ラバー(ゴム)製

ラバーは、他のものと組み合わせて使用されることが多い素材です。

例えば、紐にゴムが編み込まれていたり、ナイロン製のリードをラバー素材でコーティングしたものなどが挙げられます。
どれも飼い主さんの手にフィットしやすく、滑りにくいという特徴があり、水にも強いため雨の中のお散歩で使用することもオススメです。

 

選ぶ際の注意点

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ここまでリードの種類についてお伝えしましたが、どのリードにも適正体重が定められていることはご存知でしょうか。
大型犬など体重のあるワンちゃんほど、リードもよりしっかりとしたものを用意する必要があります。

細いリードはデザインが豊富で可愛らしいものが多いですが、適正体重をしっかりと確認し、愛犬に合ったものを選びましょう。

また、愛犬の安全はもちろん、道行く人に迷惑をかけないよう、場所に合わせてリードを使い分ける必要があります。
とくにロングリードや伸縮性リードは、他の人の歩行の妨げになったり、ワンちゃんの行動を制御しきれないこともあるため、その場所の安全性を確認してから使用しましょう。

 

まとめ

今回は、いろいろな視点からリードの特徴をご紹介しました。

「愛犬の性格にはこのリードがピッタリ」というものに出会えている飼い主さんもいれば、「種類が多すぎてわからない!」という方もいるのではないでしょうか。
迷ったときは、ひとまずスタンダードリードを試してみることをオススメします。

その後、愛犬の性格や飼い主さんの使いやすさ、そしてTPOに合わせて、最適なものを選ぶことができるといいですね。

 

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